石川県の馳浩知事は1月3日、県庁で開いた災害対策本部会議の終了後、能登半島地震で大きな被害が出ている能登地域から住民を避難させることを検討していると明らかにした。馳知事は住民の移動を伴う避難について「簡単なことではないが、ニーズを踏まえ、どこへどれだけの人数がマッチングできるか、そのための場所の確保を、内々に関係機関で可能かどうかを含めて検討中」と述べた。
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石川・能登地方でM7.6 震度7地震発生 大津波警報発令
気象庁によると、1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュード(M)7.6、震度7の地震が発生した。これにより同庁は約4時間にわたり大津波警報を発令、日本海側の広い範囲に津波が到達した。その後も震源の周辺エリアでは、震度1以上の地震が9時間で90回以上発生した。これまでに石川県で5人の死亡が確認されている。
地震の規模は震度7を石川県志賀町で、震度6強を七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町で、震度6弱を中能登町、能登町、新潟県長岡市でそれぞれ観測した。
総務省消防庁はこの地震により1日夜時点で石川、福井、富山、新潟など9県で計9万7,000人超に避難指示が出ているとした。また、年始の基幹交通網が大きく乱れた。上越・北陸新幹線は一部区間で、2日午前も運転を取りやめる。