東京電力ホールディングスは9月10日、福島第1原子力発電所2号機の溶融燃料(デブリ)の試験的取り出しに着手した。8月22日に初の着手を試みたが、ミスが見つかり作業を中断していた。今回は取り出し装置が午前7時20分に原子炉につながる貫通部手前の弁を通過した。今後2週間程度かけて3グラム以下の少量のデブリを取り出す。
デブリは1〜3号機でおよそ880トンあると推計されている。デブリは極めて強い放射線を出し続け、人が近づくことができない。このため遠隔操作での作業となり、作業は難易度が高い。そして途方もない時間がかかるとみられている。
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兵庫県知事「辞職要求には応じない」反省点はあるが…
維新 斎藤兵庫県知事に辞職要求, 全5会派が包囲網
日本維新の会の藤田幹事長は9月9日、兵庫県の斎藤知事のパワハラを巡る問題で、記者会見した。これまでの百条委員会で「一定の事実が浮き彫りになってきている」、「(知事は)潔白を主張しているが、県政の停滞を招いていることは事実だ」と指摘。そのうえで、同県議会(定数86)の第2会派「維新の会」(21人)として、同知事に辞職と出直し選挙を行い、民意をも問い直すべきとする内容の申し入れを行うとしている。
同県議会の5会派のうち、維新を除く4会派も共同歩調で12日に斎藤知事に辞職申し入れを行うことを決めており、これで全会派が同知事に辞職を迫る構図となった。ただ、維新は出直し選挙が行われる場合も同知事を支援はしないという。