日本 男女賃金格差25年間で15ポイント縮小, なお先進国の2倍の差

経済協力開発機構(OECD)のまとめによると、日本の男女の賃金格差が2022年までの四半世紀で15ポイント縮小し、21.3%の差まで縮まったことが分かった。ただ、これでも男女格差は先進国平均の約2倍ある。これを見る限り、企業の待遇改善努力は引き続き必要で、グローバルな視点でより踏み込んだ、男女が平等で働ける環境整備が求められる。

11/16販売解禁の仏産ワイン「ボージョレ・ヌーボー」関空到着

11月16日に販売解禁されるフランス産ワインの新酒の第1弾「ボージョレ・ヌーボー」を載せたパリからの航空機が10月19日午前9時すぎ、関西空港に到着した。輸入元の会社によると、今年は円安の影響はあるものの、輸送費が抑えられたことから販売価格は、大幅な値上がりとなった昨年より1〜2割安くなる見通しだという。

インド 2040年までに有人月面探査機を打ち上げ 宇宙開発加速

インド政府は10月17日、2040年までに有人月面探査機を打ち上げ、月に宇宙飛行士を送り込むことを目指すと発表した。モディ首相はインド宇宙研究機関(ISRO)などとの会合に出席し、2035年までに宇宙ステーションを建設することも指示した。インドは8月、世界で初めて月の南極付近に無人探査機を着陸させることに成功している。

9月のバイト時給 平均1,161円で9カ月ぶり過去最高を更新

リクルートのまとめによると、三大都市圏(首都圏、東海、関西)の9月のアルバイト・パート募集時平均時給は、前年同月比20円(1.8%)高の1,161円だった。9カ月ぶりに過去最高を更新した。人手不足が顕著な外食を中心に上昇が目立ち、10月の最低賃金引き上げに対応する動きもみられた。

万博「通期パス」など顔認証活用し本人確認 使い回し防止へ

大阪・関西万博を運営する博覧会協会は、一定の期間中に何度でも入場できるタイプの入場券について、他の人の使い回しを防ぐため、顔認証を活用して本人確認を行うことになった。
万博入場券はQRコードを用いた電子チケットになっていて、前売り券の販売が11月30日から始まる。入場券のうち期間中、何度でも入場できるチケットが「通期パス」と「夏パス」の2種類ある。通期パスは開幕から10月3日まで、夏パスは7月19〜8月末までとなっている。

水素ステーション 24年から高速道路SAで設置OKに規制緩和へ

国土交通省は燃料電池車(FCV)の普及促進策の一環として、高速道路のサービスエリア(SA)の駐車場に新たにFCV向け水素ステーションを設置できるよう規制を緩和する。道路法などに関わる政令改正を経て、2024年4月からの施行を目指す。水素ステーションの設置は、従来はガソリンスタンドなどに限っていた。

技能実習に代わる新制度案を提示 政府有識者会議 転職要件緩和

外国人労働者のあり方を議論する政府の有識者会議は10月18日、技能実習に代わる新制度のたたき案を示した。
この要点は①1つの企業で1年を超えて働き、基礎的な技能と日本語能力試験「N5」に合格すれば別の会社に転職できる。ただ、農業から建設業といった業務分野を変える転職はできない②最初の在留期間は3年間とする③より高度な技能試験に合格し、日本語能力が下から2番目の「N4」相当になれば、同じ業務で「特定技能1号」の資格に移れる。これに伴い、さらに最長5年間働き続けられる④試験に不合格でも、最長1年在留できる救済措置を設ける⑤特定技能2号の試験に合格すれば在留資格の更新回数の制限はなくなり、長期就労が可能になる⑥外国人労働者が来日前に借金を背負わないように、受入企業が来日前の手数料を負担する仕組みの導入を検討する⑦人材受け入れを担う監理団体の要件を厳格化し、受入企業と役員の兼務を制限するーなど。
今秋の最終報告書を踏まえ、2024年1月の通常国会に提出する予定。