万博会場シンボル リング型の木造建築物「大屋根」工事を公開

2025年大阪・関西万博で会場のシンボルとして設けられるリング型の木造建築物「大屋根」の工事の様子が11月27日、報道陣に公開された。この大屋根は1周およそ2km、高さ12mから20mの、完成すれば世界最大級となる木造建築物で、会場コンセプトの「多様でありながら、ひとつ」を表現するシンボルとして建設されている。
柱と梁(はり)をつなぐ接合部分は「貫工法(ぬきこうほう)」と呼ばれる日本の神社仏閣などの建築に使用されてきた伝統的な建築方法をベースにして、耐震性や耐久性を強化するため金属ボルトなどで補強する建設方法で工事が進められている。大屋根の建設予定費は約350億円で、大林組など3つの企業体に分割して進められている。大屋根の屋上には幅およそ8mの歩道が設けられ、来場者が会場全体を眺めながら散策できるようになるという。

梅毒感染者数が3年連続で過去最多を更新 前年同期比1,900人増

国立感染症研究所のまとめによると、全国から報告された性感染症の梅毒の感染者数が11月19日時点で1万3,251人に上り、2022年1年間の感染者数1万3,228人を上回った。この結果、梅毒感染者数は現在の方法で統計を取り始めて以降、最も多くなり、3年連続で過去最多を更新することになった。

京都・南座で年の瀬告げる「吉例顔見世興行」の”まねき上げ”

京都に年の瀬告げる恒例の歌舞伎公演「吉例顔見世興行」を控え、京都・南座(所在地:京都市東山区)で11月26日、出演する俳優の名前を”勘亭流”で墨書した看板(長さ1.8m、幅約30cm)を劇場正面に掲げる”まねき上げ”が行われた。恒例の風景だが、次々に市川團十郎らの俳優の看板が掲げられると、その度に沿道に集まった人から拍手が起こっていた。吉例顔見世興行は12月1〜24日、ただ、7、13、18日は休み。

茨城県笠間市で鳥インフルエンザ陽性確認 7.2万羽殺処分

茨城県は11月27日、笠間市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例について、遺伝子検査の結果、陽性が確認されたと発表した。県は同養鶏場で飼育されている約7万2,000羽の殺処分を開始した。養鶏場での鳥インフルエンザの発生は、佐賀県鹿島市に次いで今季2例目。

イクイノックス 圧巻の豪脚でジャパンカップ制す G1,6連勝

競馬の第43回ジャパンカップ(2400m芝、18頭出走、G1)は11月26日、東京競馬場で行われ、圧倒的1番人気に支持されたイクイノックス(クリストフ・ルメール騎乗)が2分21秒8で優勝、史上最多に並ぶG1・6連勝を果たすとともに、1着賞金5億円を獲得した。この結果、同馬の総獲得賞金(日本中央競馬会以外の競走分も含む)は20億円を超え、アーモンドアイを抜いて歴代1位となった。ルメール騎手はこのレース4勝目、木村哲也調教師は初勝利。
パンサラッサが予想通り速いペースで大逃げを打ち、レースは長い隊列となって進んだが、イクイノックスは早めに3番手を追走。最後の直線、残り200m手前で先頭に踊り出ると、他馬とは”搭載エンジンが違う”かのように、そこから一気に後続を突き放す豪脚を披露し快勝した。4馬身差の2着に2番人気で今年の牝馬3冠を制したリバティアイランド、さらに1馬身差の3着にスターズオンアースが入った。海外から唯一参戦したフランス馬、イレジンは9着だった。

秋田県 クマの捕獲上限を引き上げ 人身事故多発で

秋田県は、クマによる人身事故が全国最悪となっていることを受け11月24日、被害を減らすための捕獲・駆除について、本年度の上限と定めている1,582頭にこだわらず認めることを決めた。新たな枠は設けないが、関連予算の範囲内で2,700頭程度が限度になる見通し。同県内の推定個体数約4,400頭。
捕獲の大半は人里へ下りてきたクマを罠にかけるなどの有害駆除となる。また、これとは別に上限の範囲内で11月〜2024年2月中旬に狩猟も行われる。狩猟については本年度の枠が100頭と定められており、これも200頭へ拡大するという。

ヴィッセル神戸 参入27年目で悲願のサッカーJ1初優勝

大詰めを迎えたサッカーJリーグ、J1首位のヴィッセル神戸は11月25日、地元・ノエビアスタジアム神戸で名古屋グランパスとの一戦で2−1で勝ち、最終節を待たずに初優勝を決めた。神戸は1997年にJリーグに参入して以来27年目。この間2度、J2に転落したが、いずれも1年でJ1に復帰。2018年にはFCバルセロナからスペインの至宝「・アンドレス・イニエスタ選手が加入。2019年には天皇杯でクラブ史上初タイトルを獲得し、2021年には同クラブとして最高の3位となっていた。今シーズンは第2節に首位に立って以降、常に3位以上をキープ。連敗はゼロと、抜群の安定感があった。

作家・伊集院静さん 肝内胆管がんで死去 73歳「大人の流儀」

エッセー「大人の流儀」シリーズなどの作品で知られる直木賞作家の伊集院静(いじゅういん・しずか、本名:西山忠来=にしやま・ただき)さんが11月24日、死去した。73歳だった。伊集院さんは、肝内胆管がんの診断を受け、10月27日に個人事務所が「がんのため当面執筆を休止する」と発表して以来、まだ1カ月も経っていない。ベストセラーを出し続け、これが”男・伊集院静の生きざま”だといわんばかりに、すぐにも現役作家してきそうな雰囲気を残したまま、逝った。
広告代理店勤務を経てテレビCMの規格、人気歌手の演出などに携わる。1981年に作家デビュー、1992年に「受け月」で直木賞を受賞。「機関車先生」「ミチクサ先生」「琥珀の夢」「ごろごろ」「ノボさん」などの作品がある。2016年に紫綬褒章を受章している。野球界や様々な芸能人、タレントらとも交流があった。
1984年に結婚した俳優の夏目雅子さんが翌年、白血病で急逝。1992年に俳優の篠ひろ子さんと再婚している。