2025年大阪・関西万博の運営主体「日本国際博覧会協会」は3月13日、東京都内で記者会見を開き、6月に大阪で途上国や新興国などを招き国際会議「International Plannind Meeting(IPM)」を開くと発表した。約100カ国の新興国の参加を見込む。
万博には150カ国と25国際機関の参加を目標とする。同会議では参加時の支援の内容や開催までのスケジュールなどを説明する。
参加には①敷地を渡してパビリオンを独自に建設してもらう「タイプA」②日本側が建設したパビリオンを参加国に引き渡して独自にデザインしてもらう「タイプB」③建設したパビリオンの一区画を引き渡す「タイプC」ーの3つの方法がある。このうちタイプAの参加国を対象にした会議は、2022年10月に大阪市内で開催し、100カ国が参加している。6月の会議にはタイプB、タイプCの参加国を招く。
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WBC侍ジャパン4戦全勝首位 準々決勝はイタリアと
野球の国・地域別対抗戦、第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は3月12日、東京ドーム1次リーグB組が行われ、3大会ぶりに優勝を目指す日本代表「侍ジャパン」がオーストラリアと対戦。大谷翔平の今大会初となる特大先制3ランなどで7ー1で快勝した。この結果、中国、韓国、チェコ戦に続き1次ラウンド最終戦のオーストラリアにも勝利、4戦全勝で首位通過を決めた。
侍ジャパンの次戦は東京ドームで16日に行われる準々決勝。相手は台湾で行われたA組の2位チーム、イタリアに決まった。A組はイタリア、オランダ、台湾、キューバ、パナマの全5チームが2勝2敗に並び、大混戦となった。大会規定により「失点率」で1位キューバ、2位イタリアとなった。
東北被災3県の災害関連死3,700人超 2.9万人余避難
東日本大震災から12年。岩手、宮城、福島の東北被災3県では防潮堤などのハード整備はほぼ完了したが、産業復興はなお途上にあるほか、深刻なのが避難生活者の多さと、被災者らに大きな爪痕を残しているのが「災害関連死」の多さだ。
災害関連死は、災害によるけがの悪化や避難生活の負担により病気で亡くなるケースだ。3県の災害関連死は2023年2月現在、福島県で2,335人、宮城県で931人、岩手県で470人の計3,736人に上っている。
復興庁などによると、2023年2月時点の避難者数は岩手県887人、宮城県1,221人(県外避難のみ)、福島県2万7,399人の計2万9,507人が避難生活している。原発事故で最大12市町村に避難指示が出ていた福島県は、いまも7市町村で避難指示が続いている。
こうした背景から避けられないのが人口減少だ。岩手、宮城の両県の沿岸部にある27市町村のうち9割で震災前に比べて人口が減少。そのうち大半が全国平均を上回るペースで減っている。
故郷の住み慣れた街へ帰りたいけど、避難指示が出たままで帰れない人、避難先で新しい暮らしや結びつきも少しずつできたことや、経済的に帰れない人など、家族を含め被災者ら多くの人々の人生を変えた震災の現実がある。