中国の弾道ミサイル5発が日本のEEZ内に落下

岸信夫防衛相は8月4日夜、中国が同日発射した弾道ミサイルのうち5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したもようだと明らかにした。このため「日本の安全保障と国民の安全に関わる重大な問題で強く避難する」と強調した。中国が撃った弾道ミサイルが日本のEEZ内に落下したのは初めてという。

駅や空港117カ所で無料検査 お盆期間66拠点新設

日本政府は8月2日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、お盆期間の8月5日から18日に全国117カ所で無料検査拠点を開設すると発表した。内訳は駅が77、空港が38、高速道路が2となる。お盆向けに66拠点を新設、拡充した。検査場の混雑を避けるため、現場では検体採取だけを行い、結果は離れて確認できるようにする。

ウクライナからの出国者1,000万人超 多くは難民に

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が8月2日公表した集計値によると、2月24日、ロシアによる軍事侵攻が始まって以来、ウクライナから国外に脱出した人が1,000万人を超えた。2日夜の時点で1,029万人に達した。その多くは難民という。
脱出先を国別にみると、ポーランドが508万人と突出しており、以下、ハンガリー108万人、ルーマニア95万人と続いている。UNHCRによると、ウクライナからロシアに出国した人も195万人に上る。
一方、ロシア国防省は8月2日、親ロシア派支配地域を含むウクライナからロシアへの避難民が305万人に達したと発表した。タス通信が伝えた。

ヤクルト村上 プロ野球新の5打席連続本塁打達成

プロ野球ヤクルトの内野手、村上宗隆(22)が8月2日、神宮球場で行われた中日との14回戦で、プロ野球史上初となる5打席連続本塁打を達成した。7月31日の阪神線から2試合にまたがっての記録樹立となった。
これまで四死球を選んだケースを含め、4打席連続がプロ野球記録で、王貞治(巨人)、バース(阪神)、掛布(阪神)ら20人(通算21度)が記録していた。

最低賃金の引き上げ額 過去最大の31円,平均961円に

今年度の最低賃金(時給)について、労使の代表者らが協議する中央最低賃金審議会は8月1日、引き上げ額の目安を31円(3.3%)と決めた。目安通りに改定されれば全国加重平均は961円(現在は930円)となる。過去最大の引き上げ幅で、円安やウクライナ危機による物価高騰を考慮した。

米ペロシ下院議長 蔡総統と会談 台湾支持を強調

台湾の蔡英文総統は8月3日、訪台したペロシ米下院議長と総統府で会談した。ペロシ氏は台湾統一圧力を強める中国の習近平指導部を念頭に「米国は台湾と団結する」と述べ、台湾を支持する米国の立場を強調した。
一方、ペロシの訪台や蔡氏との会談に中国は猛反発し、軍事圧力を強めるなど厳しい対抗措置を取る構えをみせている。

医療現場の逼迫緩和へ検査証明求めないよう財界に要請

後藤茂之厚生労働相は8月2日、経団連など経済3団体などに、社員がコロナ罹患、療養後、仕事に復帰する際、医療機関などが発行する検査証明を求めないよう要請したと明らかにした。
発熱外来が連日、早期に予約が満杯で、一般外来が満足に稼働していない中、医療機関に負担をかけないよう連携、配慮し、医療現場の逼迫緩和につなげる。

徳島文理大「ユーグレナ」の高速培養技術を開発

徳島文理大理工学部(所在地:香川県さぬき市)の研究グループは、微細藻類「ユーグレナ」に特殊な発光ダイオード(LED)光を照射することで持続的に高速培養できる技術を開発した。培養容器に通常の白色光に加え赤色から赤外光の特殊なLED光を当てると、ユーグレナが高速増殖モードに移行して細胞が高速で増えることが分かった。照射を止めても増殖モードは持続し、ユーグレナの細胞は従来の約2倍に増えたという。
ユーグレナ健康食品や化粧品の原料として知られているが、供給能力が現状ではネックとなっている。今回の新技術が実用化されれば、バイオジェット燃料の原料としても期待が高まる。同大は脱炭素につながる技術として今後、企業と組んで試験研究に取り組む考えだ。