中国国家統計局がこのほど発表した2022年の工業経済収益報告によると、国営企業は前年比3%の増益だったのに対し、民間企業の利益は7.2%減少した。2000年代以降の中国の高い経済成長を支えてきた民間企業の利益が前年を下回るのは、確認できる1997年以降で初めて。国営企業は2年連続で増益を確保したが、外食企業なども含めた全体でみると、3年ぶりの減益となった。
民間企業の減益の主要因は、「ゼロコロナ」政策のもとでの厳しい移動制限。長期にわたったロックダウン(都市封鎖)が経済活動を阻害、停滞させた。
調査対象企業は主要業務の売上高が2,000万元(約3億9,000万円)以上の製造業や資源採掘業、発電会社など。
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H3 ロケット打ち上がらず,補助ロケットに着火せず
日本の新たな主力ロケット「H3」1号機は2月17日午前10時37分ごろに鹿児島県種子島宇宙センターで打ち上げを予定していたが、打ち上げられなかった。第1段の主エンジン「LE-9」には着火したが、異常を検知し、固体補助ロケットには着火しなかったという。宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが原因を調べている。
JAXAでは「状況はよくわからないが(原因究明には)時間がかかる見込み。打ち上げてはいないので、失敗とは判断できない」としている。
H3はJAXAと三菱重工業などが2014年から開発を進めてきた。1号機は全長57m、直径5.2m。これまでの開発費は約2,060億円に上る。1号機には、災害時の被害状況把握などを行う政府の地球観測衛星「だいち3号」が搭載されていた。
H3は、現在の主力「H2A」の後継機との位置付けで、国産大型ロケットの更新は22年ぶり。
1月「後継者難」倒産36件 5カ月連続で30件超
東京商工リサーチのまとめによると、2023年1月の後継者不在による「後継者難」倒産(負債額1,000万円以上)は、前年同月比12.5%増の36件で、1月としては2年連続で前年同月を上回った。また、5カ月連続で30件を超えた。
倒産要因別にみると、代表者の「体調不良」が19件(構成比52.7%)、「死亡」が16件(同44.4%)で、この2要因で「後継者難」倒産の97.2%(前年同月84.3%)とほとんどを占めた。
産業別では最多が「サービス業ほかの12件(前年同月比140.0%増)で、1月では初めて2ケタに乗せた。このほか製造業6件(同20.0%増)、小売業4件(同33.3%増)、情報通信業2件(前年同月ゼロ)の4産業で前年同月を上回った。