インドデリー首都圏12/27から夜間外出禁止 コロナ対策で

現地メディアによると、インドのデリー首都圏政府は12月27日、首都ニューデリーで午後11時~午前5時の夜間外出禁止令を同日出すことを決めた。新型コロナウイルスの陽性率が0.5%を超えたための措置。すでに飲食店では来店者数を席数の50%までに抑える制限を導入。宗教や政治などの集会は禁止され、徐々に制限が厳しくなっている。新たな変異株「オミクロン株」は12月2日に同国内で初確認され、ニューデリーにも広がっている。

競馬の有馬記念 エフフォーリアが快勝 G1・3勝目

競馬の2021年の掉尾を飾る第66回有馬記念(芝2500m、16頭出走、G1)は12月26日、中山競馬場で行われ、ファン投票1位で1番人気のエフフォーリア(牡3歳、横山武史騎乗)が2分32秒0で快勝した。同馬は今年の皐月賞、天皇賞・秋に続くG1・3勝目を挙げるとともに、1着賞金3億円を獲得した。横山武騎手、鹿戸雄一調教師はこのレース初勝利。
レースは中団に控えたエフフォーリアが、最後の直線で力強く末脚を伸ばし残り200mで先頭に立ち、追いすがる5番人気のディープボンドに3/4馬身差をつけ入線。引退レースとなった2番人気のクロノジェネシスは追い上げ及ばず、さらに半馬身差の3着で、グランプリ(宝塚記念、有馬記念、宝塚記念)4連覇は成らなかった。

特殊詐欺「受け子・出し子」も54.9%が実刑 21年版犯罪白書

2021年版犯罪白書によると、現金やキャッシュカードを受け取る「受け子」や「出し子」として特殊詐欺に関わり、詐欺罪などで有罪判決を受けた被告のうち、過半数の54.9%が実刑判決を受けていたことが分かった。犯罪組織で末端にすぎない役割でも、裁判所が厳罰を科している傾向が見て取れる。犯行を主導する指示役の実刑の割合は84.2%、同かけ子は83.6%、犯行を補助する準備役は64.5%に上る。
特殊詐欺は「オレオレ詐欺」や架空料金請求詐欺など、被害者に対面することなく電話などで信じ込ませ、不特定多数から現金などをだまし取る犯罪の総称。

日本 オミクロン株への市中感染が6都府県で26人に

新型コロナウイルス感染症の変異株「オミクロン株」への、海外渡航歴のない市中感染とみられる感染者が12月26日、愛知県で、27日に広島市でそれぞれ確認された。この結果、国内のオミクロン株への市中感染者は大阪府、京都府、東京都、福岡県、愛知県、広島県の6都府県で累計26人になった。

四国で世界初 12/25から鉄道・バスの二刀流 DMW運行開始

道路と線路の両方を走行する世界初の乗り物「DMW(デュアル・モード・ビークル)」が12月25日、四国で運行を開始した。徳島県と高知県を結ぶルートの沿線自治体などが出資する第三セクター、阿佐海岸鉄道(所在地:徳島県海陽町)が運営する。
マイクロバスを改造したDMWは、ゴムタイヤと鉄の車輪を備えている。四国南部の海沿いにある徳島県海陽町と高知県東洋町をつなぐ約15kmを35分で走行する。このうち10kmは線路を走る。バスと鉄道の切り替え時は、15秒ほどで車両が浮き沈みして代謝と車輪が交代する。1台の定員は20人余り。乗車はネット予約が原則で、始発から終点までの片道料金は800円。
このDMWは過疎地を含む地域の移動手段となるだけでなく、四国観光の起爆剤としての役割も担っている。