総務省の労働力調査の詳細集計によると、2022年に「自分の都合のよい時間に働きたい」との理由で非正規の職員・従業員になった人は平均679万人に上り、前年から22万人増え、統計がある2013年以降で最多になった。理由別の割合でみると33.5%となり、2013年比で約9ポイント上がった。柔軟な働き方を重視する人が増えていることがうかがわれる。
一方、「正規の職員・従業員の仕事がない」との理由で非正規となった人は210万人で、前年から6万人減った。これを2013年と比べると約130万人間性している。割合も2022年は10.3%で、2013年比約9ポイント下がった。
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トルコ地震エネルギー 阪神大震災の22倍,4mの横ずれ
死者数が3万9,000人を超えたトルコ南部地震の規模や断層の動きが分かってきた。東北大学などの分析によると、最初のマグニチュード(M)7.8、その後約9時間後のM7.5の余震が発生。広範囲で甚大な被害が出た。M7.8を記録した最初の地震で全長約400kmの範囲が影響を受けた。
そのエネルギーは1995年の阪神大震災の最大22倍で、日本の気象庁の震度に換算すると最大の震度7相当の強い揺れだったことが分かった。内陸で起きた地震としては過去最大級だったとみられる。
地表の断層のずれも大きかった。国土地理院が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の地球観測衛星「だいち2号」の観測データをもとに分析したところ、阪神大震災の約4倍にあたる最大約4mの横ずれが生じていた。