斎藤経産相 1/26からダイハツ取引先の資金繰り支援表明

斎藤健経済産業相は1月19日、品質不正で国内の工場を全面停止しているダイハツ工業の取引先企業の資金繰り支援を始めることを明らかにした。1月26日から「セーフティネット保証2号」と呼ぶ仕組みを使えるようにし、事業者が金融機関から融資を受ける際、信用保証協会が通常の保証限度額とは別に2億8,000万円まで全額保証する。全国の政府系金融機関や商工会議所に融資の受け方などについて相談できる窓口も置く。

インド ムンバイ〜アーメダバード高速鉄道全用地取得完了

インド高速鉄道公社はこのほど、日本が支援するムンバイ〜アーメダバード間の高速鉄道事業について、建設に必要な全用地の取得を完了したと発表した。地域別の取得済み用地はグジャラート州951.14ha、ダドラ・ナガルハベリ連邦直轄地7.9ha、マハラシュトラ州430.45haの計1,389.49haとなった。
このプロジェクトは日本の新幹線システムを利用したインド初の高速鉄道で、大都市ムンバイとアーメダバードをつなぐ。

元広島の黒田博樹氏, 元中日監督の谷繁元信氏 殿堂入り

野球殿堂博物館は1月18日、今年の殿堂入りを発表した。競技者表彰のプレーヤー部門で元広島そしてMLBドジャース、ヤンキースでプレーした黒田博樹氏(48)、元中日監督の谷繁元信氏(53)が選ばれた。エキスパート部門で2年ぶりに殿堂入りはなかった。また、特別表彰では元セ・リーグ審判員の故谷村友一氏(2022年没、享年94)が選ばれた。

アジア杯 日本 イラク戦で1−2敗北 GLで初の黒星

アジア・カップグループD組の日本の第2戦は1月19日、イラクと対戦し、1−2で敗れた。アジア・カップがグループリーグ(GL)3試合制になった1992年以降、日本が同リーグで黒星を喫したのは、今回のイラク戦が初めて。これまで日本は25戦無敗だった。イラク戦の敗北も1984年以来40年ぶり。また、国際試合で日本が敗れるのは2023年3月28日の国際親善試合でコロンビア戦(1−2)以来、約10カ月ぶり。

日本初 月面着陸に成功 JAXA探査機「SLIM」世界5カ国目

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月20日、小型無人探査機「SLIM(スリム)」の月面着陸に成功したと発表した。日本初の快挙で、世界では旧ソビエト、米国、中国、インドに次ぎ5カ国目。ただ、現時点では予定していた太陽電池が発電しておらず、バッテリーで駆動しているという。そのため、このままではバッテリーが尽きる可能性がある。

神戸ルミナリエ 4年ぶり復活 3カ所に分散, 有料エリアも

阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂と復興への願いを込めて、神戸の夜を光で彩る「神戸ルミナリエ」が復活、4年ぶりに1月19日から始まった。新型コロナ禍のもとで近年は中止されていた。1月28日まで。
ただ、今回から開催時期をこれまでの12月から被災時の1月に移したほか、これまでの経験を踏まえ混雑を避けるため、開催場所をメリケンパーク、東遊園地、旧居留地の3カ所に分散した。このうちメリケンパークには有料エリアを設け、ゆっくり楽しみながら見回れるようにしている。

公的年金 2年連続増額 24年度は2.7%増の月6.8万円

厚生労働省は1月19日、2024年度の公的年金の支給額を2023年度に比べて2.7%引き上げると発表した。増額は2年連続。年金額の伸びを抑える「マクロ経済スライド」が2年連続で発動されるため、増加率は本来の改定率の3.1%から0.4ポイント目減りした。
自営業者らが入る国民年金は40年間保険料を納めた満額支給の場合、68歳以下は1,750円増の月6万8,000円、69歳以上は1,758円増の6万7,808円。

第170回 芥川賞に九段氏、直木賞に河崎氏と万城目氏

第170回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が1月17日、東京・築地の「新喜楽」で開かれた。芥川賞は九段理江氏(33)の小説「東京都同情塔」、直木賞は河崎秋子氏(44)の「ともぐい」と万城目学氏(47)の「八月の御所グラウンド」に決まった。贈呈式は2月下旬に都内で開かれ、受賞者には正賞の時計と副賞100万円が贈られる。