スペイン、ポルトガル、フランス、イギリスなど欧州の広い範囲で約1週間にわたり猛烈な熱波に見舞われ、多数の死者や森林火災が相次いでいる。今後も各地で記録的な暑さが見込まれ、各国では外出を控えるよう求めるなど警戒を呼びかけている。
ポルトガルでは7月14日に最高気温が47度に達したほか、スペインでも45度以上を記録。ロイター通信によると、両国では暑さが原因で17日までに高齢者を中心に1,000人以上が死亡した。イギリス、フランスでも18、19日に”非常事態”の記録的な熱波が見込まれている。
25年万博キャラクター愛称「ミャクミャク」に決定
人口世界一から陥落予測の中国に成長鈍化の危機感
国連の人口予測でインドが2023年にも中国を抜き、人口で世界一になる見通しとなった。2027年頃としていた2019年の前回予測から、4年も早まった。今後予想される中国の人口頭打ちもしくは減少は、国力低下に直結しかねず、深刻さを内包している。
それは少子高齢化に歯止めがかからないことと、生産と消費を支える若い世代を中心に、生産年齢人口が減少し、経済成長の鈍化が避けられないからだ。
中国は36年続けた「一人っ子政策」の副作用で、解除後も出生率が低下したまま。その結果、2021年は人口に占める65歳以上の割合が14.2%と過去最大となる一方、総人口は前年比わずか48万人増にとどまった。
子育て費用の高止まりに加え、新型コロナウイルスの流行で結婚や出産を控える心理が働いたとみられ、専門家からは2022年の人口増は望めずゼロになるとの悲観論さえ出ている。高齢化の進行に伴い、年金など社会保障費の増大が財政を圧迫する。2021年の社会保障費は約69兆円となり、この10年で2.7倍に膨れ上がっている。
夏の甲子園 興南が一番乗りで出場決定 4年ぶり13度目
大相撲で前代未聞の珍事・不祥事 異例の取り直し
大相撲名古屋場所・8日目、横綱照ノ富士と前頭四枚目若元春戦で前代未聞の珍事・不祥事があった。勝ったはずの若元春は”幻の金星”となった。
詳細な経過は省くとして、一度は若元春が前に出て寄り切ったが、行事が「まわし待った」をかけていたとして、物言いがつき、長い審判団の協議の結果、取り組み途中から取り直しとなった。全く合理性のない、ファンの一人として見ていて、何で?と首を傾げざるを得ない、恥ずかしい対応だった。
結論を言えば、行事と審判団の両方に対する厳罰が必要な、最低の対応だった。まず行事はあんな場面で待ったをかける事自体、非常識で弁解の余地がない。まわしが解けてきたことは後で若元春および所属親方に”注意”すれば済むことだろう。次に審判団の対応。若元春の寄り切りを認めて、行事の非常識さを指摘し、何らかのペネルティ(処罰)与えれば済んだもの。それを前代未聞の形で、取り直しを決めた点、ファンが抱く審判団に対する信用を大きく失墜させた。この際、常識を逸脱した、審判団の”教育”が必要なのではないか。