現地メディアによると、スリランカのラジャパクサ大統領は5月6日、4月に続き再び非常事態を宣言した。新型コロナウイルス禍で主力の観光業が低迷し、外貨準備高の急減などに見舞われている同国では政権の退陣を求める抗議デモが各地で続いている。食料品や医薬品など生活必需品の不足や価格高騰が深刻化し、大規模なストライキも実施されているという。
スリランカ政府は4月に国際通貨基金(IMF)に支援を要請した。5月も9日から23日にかけて協議する予定だが、いぜんとして局面打開のめどは立っていない。
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リクルート 1~3月期の転職時 賃金変動状況公表
リクルート(本社:東京都千代田区)は5月6日、転職支援サービス『リクルートエージェント』における2022年1~3月期の「転職時の賃金変動状況」を公表した。
「1~3月期、前職と比べ賃金が10%以上増えた転職者の割合」は32.6%だった。職種別にみると、IT系エンジニアは36.0%、機械・電気・化学エンジニアは28.3%、営業職は31.8%、事務系専門職は30.0%、接客・販売・店長・コールセンターは38.8%となった。
IT系エンジニアは2021年10~12月期に過去最高値を更新。2022年1~3月期も概ね同水準を維持している。機械・電気・化学エンジニアは2020年10~12月期を底として反発、以降は上昇基調に転じ、2022年1~3月期は2018年ころの水準にまで回復している。
営業職はコロナ下の2020年1~3月期を起点に大きく水準を切り下げたが、2021年1~3月期には概ね感染拡大前の水準近くに回復した。その後、一時的に弱含むも、2022年1~3月期は再度、上昇基調に戻している。事務系専門職は2021年4~6月期以降、急激な上昇基調に転じ、同年10~12月期は過去最高値を更新。2022年1~3月期も引き続き高水準を維持している。
接客・販売・店長・コールセンターは2020年1~3月期を起点に大幅に水準を切り下げたが、その後は同年7~9月期を底として反発。以降は上昇基調を続け、2021年7~9月期には過去最高値を更新。2022年1~3月期も引き続き高水準を維持している。