8月の訪日外客数215万6,900人 2019年同月の85.6%に回復

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、8月の訪日外客数は2019年8月比85.6%の215万6,900人だった。回復率で前月を上回り、新型コロナウイルス禍後、初めて8割を超えた。主要地域の動向をみると、23市場中、13市場で2019年8月の訪日外客数を上回っている。香港、インドネシア、フィリピン、米国、カナダなどで増加している。インバウンド需要の回復が鮮明になってきた。

OECD 世界の24年成長率2.7%に下方修正 中国の減速など響く

経済協力開発機構(OECD)は9月19日、2024年の世界経済成長率が0.2ポイント低下し、2.7%に減速するとの見通しを示した。中国の不動産市場の構造問題が響くと指摘。これに伴い、中国経済が急減速するシナリオでは、世界の成長率が最大1ポイント超、下押しすると試算している。

ASEAN 9/19 南シナ海で初の合同演習開始 対中国で結束

東南アジア諸国連合(ASEAN)の各国軍は9月19日、南シナ海でASEANの枠組みとして初めてとなる合同演習を開始した。「ASEAN連帯演習」と名付け、23日まで続ける。南シナ海で一方的に軍事拠点化を進める中国に対する、ASEANの組織の結束を示す。2023年のASEAN議長国のインドネシアが開催を主導した。

23年地価回復 地方圏も 全用途平均1.0%上昇 2年連続のプラスに

国土交通省は9月19日、2023年の基準地価を公表した。住宅地や商業地など全用途の全国平均が前年比1.0%上がり、2年連続のプラスだった。これは全国2万1,381地点の地価動向を調べたもの。
住宅地の全国平均は前年比0.7%伸びた。商業地は1.5%上がり、いずれも2年連続の上昇となった。地方圏も全用途平均、住宅地、商業地がそれぞれプラスに転じた。
三大都市圏の全用途平均は2019年の2.1%から2.7%に伸び率が拡大。地方圏は2029年のマイナス0.3%からプラス0.3%まで戻した。とくに住宅地は31年ぶりにプラスとなった。

大谷翔平が右肘じん帯手術 24年は打者専念 25年二刀流復帰

米大リーグ・エンゼルスは9月19日(日本時間20日)、大谷翔平投手(29)がロサンゼルス市内のカーラン・ジョーブ・クリニックで右肘じん帯の手術を受けたと発表した。執刀医は前回の手術(通称トミー・ジョン手術)と同じニール・エルトラッシュ医師。同医師は大谷について「完全な回復を期待している。2024年の開幕に制限なく打撃を行う準備ができており、2025年には投打両方でプレーすることができる」と太鼓判を押した。

「スーパー歌舞伎」の市川猿翁さん死去83歳 伝統の世界に新風

三代目市川猿之助として「スーパー歌舞伎」というジャンルをつくり上げた歌舞伎俳優の市川猿翁さんが9月13日、不整脈のため東京都内で亡くなった。猿翁さんは『ヤマトタケル』をはじめ日本の古代神話などを題材に、分かりやすいせりふや音楽を用いて現代風にしたスーパー歌舞伎と呼ばれる新しいジャンルをつくり上げ、伝統的な世界に新風を吹き込み、”歌舞伎界の革命児”と称された。

新型コロナワクチン 無料接種 9/20から開始「XBB.1.5」対応

新型コロナウイルスワクチンの無料接種が9月20日から始まる。生後6カ月以上の全世代が対象。ファイザーとモデルナのオミクロン株派生型の「XBB.1.5」に対応したワクチンが主に使われる。今回は病院など医療機関が中心で、通常は事前予約が必要。原則として自治体から受け取る接種券を持参する。2024年3月末まで。
これまで接種したことがない人も、今回の接種では別の枠組みで本年度中は無料でXBB対応ワクチンを接種できる。