JR東海およびJR西日本は6月13日、新幹線の検査専用車両「ドクターイエロー」の検測走行を2025年から2027年をめどに終了すると発表した。老朽化などが理由。JR東海は2025年1月末をもって、JR西日本は2027年をめどにそれぞれ引退する。
ドクターイエローは東海道・山陽新幹線の線路を営業車両と同じ速度や条件で走行しながら、線路に歪みがないか、架線の摩耗、設備に異常がないかなどを検査する車両。車体が鮮やかな黄色のため、その愛称で親しまれている。現在、JR東海、JR西日本が1編成ずつ保有している。
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オリンパス インド・ハイデラバードのR&D拠点立ち上げ
オリンパス(本社:東京都八王子市)は6月12日、インドテランガナ州ハイデラバードに研究開発戦略の一環で「オフショア・デイべロップメント・センター(以下、ODC)」の活動を開始したと発表した。最初の取り組みとして、グローバルにITサービスを提供するHCLテクノロジーズ社(以下、HCLTech、本社:ウッタルプラデシュ州)との戦略的合意に基づき、オリンパスのイノベーション創出を推進するとともに、研究開発体制をさらに強化していく。
ODCの設立とともに、ハイデラバードで数年後の自社研究開発センターの開設を目指して準備を進めていく。自社の研究開発センターとしては、日本、米国、欧州に続く拠点となる予定。
シーテックなど 洋上風力発電の低コスト化P NEDOに採択
シーテック(幹事会社)、日立造船、鹿島建設、北拓、商船三井の5社は6月11日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募した「グリンイノベーション基金事業/洋上風力発電の低コスト化プロジェクト」の浮体式洋上風力実証事業に、コンソーシアムを構成して、「愛知県沖浮体式洋上風力実証事業」に共同提案し、同日採択されたと発表した。
この事業は発電事業者と浮体メーカー、ゼネコン、風力発電メンテナンス企業、総合海運企業の各社が、これまで培ってきた技術力を融合し5社共同で浮体式洋上風力発電システム全体を対象とした技術開発に取り組み、2030年度までに一定状況下(風況等)における浮体式洋上風力を、国際競争力のある価格で商用化する技術の確立を目指すもの。
実証区域は愛知県田原市・豊橋市沖、実証期間は2024年7月〜2031年3月の予定。実証基数1基、風車出力15MW(メガワット)超(予定)。