13カ国の「パートナー国」新設 BRICS首脳宣言採択

BRICSはロシア・カザンで10月23日、首脳会議の全体会合を開いた。今回、加盟国の首脳らはBRICS内で13カ国が加盟する「パートナー国」の新設を確認した。また、首脳宣言「カザフ宣言」を採択し、BRICSを欧米諸国への「対抗軸」に位置付ける姿勢を明確に打ち出した。
ブラジルメディアによると、パートナー国の13カ国はトルコ、インドネシア、アルジェリア、ベラルーシ、キューバ、ボリビア、マレーシア、ウズベキスタン、カザフスタン、タイ、ベトナム、ナイジェリア、ウガンダだという。

24年4〜9月白物家電出荷額2.5%増 猛暑でエアコン好調

日本電機工業会(JEMA)のまとめによると、白物家電の2024年上半期(4〜9月)の出荷額は、前年同期比2.5%増の1兆3,439億円だった。上半期として2年ぶりのプラスとなった。最も寄与したのは猛暑の影響でエアコンだった。エアコンの出荷額は9.4%増の5,049億円、出荷台数は9.0%増の約560万台に上った。このほか、訪日客の増加に伴い、電気シェーバー、ヘアドライヤーなどの出荷額も伸びた。

東京「晴海フラッグ」タワマン最終抽選会 最高倍率241倍

東京オリンピック選手村を改修した東京・中央区の「晴海フラッグ」で2025年完成予定の、タワーマンションの購入者を決める最後の抽選会が10月21日、行われた。タワーマンション2棟のうち最終販売となる356部屋の抽選会が行われ、最も人気の部屋は過去の最高倍率に迫る241倍だった。
晴海フラッグの分譲マンションは今回ですべての販売が完了、最後の引き渡しは2025年10月下旬の予定という。

セイノーHD タイの合弁セイノーロジスティクスと新倉庫開設

セイノーホールディングス(本社:岐阜県大垣市、以下、セイノーHD)は10月21日、2015年に設立した合弁会社のセイノーサハロジスティクス(本社:タイ・チョンブリ県、以下、SSL)と連携して10月2日より新倉庫「White Warehouse」を開設したと発表した。全体稼働は2024年12月ごろの予定。敷地面積は4万8,600㎡、倉庫面積は2万9,620㎡、天井高11.7m。
同倉庫はバンコク北側、アユタヤの南側に位置し、バンコクから北側へ約50km、SSL本社から約160km、SSL/Romklaw倉庫から約165kmの距離にある。

太平洋戦争の学徒出陣壮行会から81年で追悼式 神宮外苑

太平洋戦争(1941〜1945年)中、多くの学業半ばの学生たちが戦地に赴いた学徒出陣の壮行会が行われてから10月21日で81年となるのに合わせて、犠牲者を悼む式典が都内で開かれた。
学徒出陣は戦況の悪化に伴い、1943年10月21日、10万人に上るとされる学生たちが召集されたもの。現在の国立競技場がある東京・明治神宮外苑競技場で、今回壮行会が開かれた。国立競技場の敷地内に設置された学徒出陣を伝える碑の前で追悼式が開かれ、参列した遺族や関係者などが黙とうを捧げた後、1人ずつ花を手向け、志半ばで戦陣に散った若者たちを悼んだ。

24年度上半期映像機器出荷額4.2%増 五輪で5年ぶりプラス

電子情報技術産業協会(JEITA)のまとめによると、テレビなど映像機器の2024年度上半期(4〜9月)の出荷額は、前年同期比4.2%増の2,560億円だった。今夏のパリ五輪・パラリンピック観戦が追い風となり、上半期としては5年ぶりのプラスとなった。テレビの出荷台数は3.2%増の206万9,000台だった。とくに50型以上の大型は6.3%増の89万6,000台でテレビ全体の約4割、金額では約6割を占めた。

京都で”動く時代絵巻”総勢2,000人が都大路を練り歩く

葵祭(5月)、祇園祭(7月)とともに京都三大祭に数えられる、”動く時代絵巻”と呼ばれる時代祭が10月22日行われた。平安時代から明治時代までの衣装を身に着けたおよそ2,000人の行列が、京都御所から平安神宮までの4.5kmを練り歩いた。
行列は明治時代から平安時代まで、歴史を遡る形で順番が組まれており、まず明治維新のヒーロー、坂本龍馬が登場。戦国時代の織田信長、そして次々にその時代を彩った人物が現れ、平安時代のヒロイン清少納言、紫式部も台車に乗って登場した。
この日は平日にもかかわらず、警察発表でおよそ4万2,000人の観光客らが詰めかけ、沿道で次々に通り過ぎるヒーロー、ヒロインらを写真に収め、楽しんでいた。

コロナ困窮世帯への特例貸付 回収不能4,685億円 会計検査院

会計検査院の調べによると、新型コロナウイルス禍で収入が減った生活困窮世帯に対する国の特例貸付制度で貸し付けられた1兆4,000億円超のうち、4,685億円について回収不能となっていたことが分かった。このほか、返済滞納者も多く、回収不能額はさらに増える恐れがあるという。
特例貸付制度は、コロナ禍で収入が減少した世帯に200万円まで無利子で貸し付けるもので、2020年3月〜2022年9月に計1兆4,431億円(382万件)が拠出された。

ロシアでBRICS首脳会議開幕 厳戒体制下36カ国参加

ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカなどで構成するBRICSの首脳介護が10月22日、ロシア西部のカザンで開幕した。ロシアの発表によると、今回の首脳会議には36カ国が参加する。ロシアで過去最大規模の外交イベントとして市街地などでは厳戒態勢が敷かれている。
期間中、BRICS加盟各国や招待国の代表団ら約2万人がカザンを訪れると予想されている。また、同会議の運営組織によると59カ国から約2,000人の記者がカザフを訪問、そのうち半数が海外メディア関係者という。