センコーと住宅3社が物流効率化と共同利用, 脱炭素で協業

物流大手のセンコー(本社:大阪市北区)と住宅メーカー、旭化成ホームズ、積水化学住宅カンパニー、積水ハウスの3社は12月16日、「住宅物流4社協議会」を発足させ、物流効率化と脱炭素社会への貢献を目指すと発表した。
これにより、①全国に7エリア29拠点ある各社の輸送拠点を共同利用して効率的な物流体制を構築する②部材メーカーからの購入・輸送の共同実施ーーなど、4つの協業施策を実施し、2025年までにドライバーの運転時間を約1万7,000時間(トラック2,160台分)削減し、輸送CO2排出量を約500トン-CO2(スギの木約3万5,800本分)削減することを目指す。

秀吉時代の”石垣” 間近で 25年4月 大阪城公園に展示施設

大阪市は12月13日、豊臣秀吉時代に築かれた石垣を展示する「大阪城 豊臣石垣館」(所在地:大阪市中央区)を2025年4月1日にオープンすると発表した。これは徳川幕府によって豊臣家が滅ぼされた「大坂夏の陣」(1615年)で落城した際の大坂城の火災の痕跡が残る石垣を展示するもの。豊臣家の痕跡を消すため徳川幕府によって埋められたが、2013年度から発掘が行われていた。
施設は大阪城公園内にある天守閣南東に整備された。地上1階、」地下1階の延床面積786㎡。地下1階で展示される秀吉時代の石垣は高さ4.5m。大小様々な自然石をそのまま利用した古い技法「野面(のずら)積み」で築かれている。

アドマイヤズーム 2歳マイル王に 朝日杯FS制す

競馬の2歳馬による第76回朝日杯フューチュリティステークス(FS、1600m芝、G1、16頭出走)は12月15日、京都競馬場で行われた。前走、未勝利戦を勝ち上げった5番人気のアドマイヤズーム(川田将雅騎乗)が、2番手でレースを進め、そのまま末脚を伸ばし、1分34秒1で制し、2連勝でG1初勝利を飾るとともに、1着賞金を7,000万円を獲得、2歳マイル王に輝いた。川田騎手は昨年のジャンタルマンタルに続く2連覇で、このレース4勝目。友道康夫調教師は3勝目。
2着に2番人気のミュージアムマイル、3着に9番人気のランスオブカオスが入った。1番人気に支持されたアルテヴェローチェは5着だった。

甲子園ボウル 立命大9年ぶり9度目V 法政大下す

アメリカンフットボールの全日本大学選手権の決勝、第79回甲子園ボウルは12月15日、甲子園球場で関西、関東両リーグ1位同士の立命館大学と法政大学との間で争われた。立命館大学が法政大学を45−35で下し、9年ぶり9度目の優勝を果たした。法政大は一時は3点差まで迫ったが及ばず、18年ぶりの優勝を逃した。
甲子園ボウル最優秀選手に立命大の山崎大、敢闘選手に法政大の谷口が選ばれた。山崎大は年間最優秀選手に贈られるミルズ杯も獲得した。

英 TPPに12/15加盟 12カ国体制へ GDP世界の15%規模に

日本や豪州など太平洋の沿海の国々が参加する環太平洋経済連携協定(TPP)に英国が加盟する議定書が12月15日発効した。2018年にTPPが発効して以来、初めての追加加盟国となり、TPPは12カ国体制となった。
英国の加盟によって、TPPの経済圏は太平洋から欧州にも広がり、国内総生産(GDP)の合計は世界全体の約15%にあたる2,200兆円規模となる。

大阪メトロ 新大阪, 本町駅に配送ロッカー 当日指定ホテルへ

大阪メトロ(本社:大阪市西区)は12月13日から、預けた手荷物が指定した大阪市内のホテルまで当日中に配送されるスマートロッカーを御堂筋線の新大阪駅と本町駅に設置した。2025年大阪・関西万博の混雑緩和対策の一環。
配送ロッカーは計180個(新大阪駅157個、本町駅23個)分あり、午後2時までに預ければ提携する市内約160カ所のホテルに当日中に配達する。日本語、英語、中国語、韓国語に対応している。手荷物は、ロッカーの大きさに応じて小サイズ1個1,900円、中サイズ2,300円、大サイズ2,800円。交通系ICカードで支払う。
同ロッカーはSPACER(本社:東京都中央区)が運営し、JR西日本や近畿日本鉄道でも導入されている。

高校授業料無償化を検討 自,公,維新 協議体新設で合意

自民、公明、日本維新の会の3党の政調会長は12月12日、国会内で会談し、維新が掲げる高校授業料の無償化などの実現に向け、協議体を新設することで合意した。今後3党の実務者が具体的な制度設計などを検討する。維新はこの協議体で学校給食費の無償化や奨学金の返済免除も求めるかんがえ

サッカー30年W杯3カ国共催, 34年はサウジ単独開催 FIFA 

国際サッカー連盟(FIFA)は12月11日、オンラインで臨時総会を開き、2030年ワールドカップ(W杯)はスペイン、ポルトガル、モロッコの共催、2034年W杯はサウジアラビアの単独開催とすることを正式決定した。
2030年大会は、1930年の第1回大会が開催されたウルグアイにアルゼンチン、パラグアイを加えた南米3カ国でも開幕戦など1試合ずつを行う。
次回の2026年大会は、米国、カナダ、メキシコの共催で行われ、出場チーム数が16増の48となることが決まっている。

JR西日本 25年万博で乗換なしの「エキスポライナー」運行

JR西日本(本社:大阪市北区)は12月13日、2025年3月15日からのダイヤ改正について発表した。大阪・関西万博を見据え、会場へのアクセス向上と、大阪市内の混雑緩和対策に向けた増便を発表した。
新大阪駅と万博会場に近い桜島駅を乗り換え無しで結ぶ、8両編成の「エキスポライナー」を上下線合わせて26本を新たに運行し、輸送力を高める。また、大阪環状線は平日に5本、土日・祝日に3本それぞれ増便し、ゆめ咲線も平日に4本、土日・祝日には6本増やす。
このほか、九州新幹線と山陽新幹線は万博の開催期間中の週末を中心に鹿児島中央駅の始発時間を35分繰り上げ、午前9時59分新大阪に到着する臨時列車を新たに運行する。東海道新幹線も午前6時台に東京発・新大阪行の「のぞみ」を1本増便する。

商船三井 インドネシアMCSIと特定技能人材送り出しで提携

商船三井(本社:東京都港区)は12月13日、インドネシアで船員のマネジメントやトレーニングを手掛けるPT MCS International(以下、MCSI)と、日本への特定技能人材の送り出し事業に関する業務提携契約を12月5日に締結したと発表した。この提携により、インドネシアからのドライバー人材の送り出しに注力していく予定で、インドネシア人若年層への雇用機会創出と日本国内のドライバー人材不足解消に貢献していく。