インド ムンバイ〜アーメダバード高速鉄道全用地取得完了

インド高速鉄道公社はこのほど、日本が支援するムンバイ〜アーメダバード間の高速鉄道事業について、建設に必要な全用地の取得を完了したと発表した。地域別の取得済み用地はグジャラート州951.14ha、ダドラ・ナガルハベリ連邦直轄地7.9ha、マハラシュトラ州430.45haの計1,389.49haとなった。
このプロジェクトは日本の新幹線システムを利用したインド初の高速鉄道で、大都市ムンバイとアーメダバードをつなぐ。

TOTO, 富士通 センサー用いた見守り技術で実証実験

TOTO(本社:福岡県北九州市)と富士通(本社:東京都港区)は1月18日、富士通の行動分析AI「行動分析技術Actlyzer」を活用し、ミリ波センサーを用いることで、とくにプライバシーを重視する必要がある空間、商業施設や駅構内などに設置されたバリアフリートイレでの見守りについて実証実験を行うと発表した。これにより、誰もが安心して過ごせる公共トイレ空間の創出に向けて共同で取り組む。
実施期間は2024年1月15〜12月末の予定。実施場所はTOTO「UD研究所(R&Dセンター)」(所在地:神奈川県茅ヶ崎市)および富士通「富士通 F3rdLab」(所在地:神奈川県川崎市)。

日本支援インド最長 海上道路開通, ムンバイ湾両岸つなぐ

日本政府がJICA(国際協力機構)を通じて支援したインド西部マハラシュトラ州ムンバイ湾に架かる同国内最長の海上道路が1月12日、開通した。同日、鈴木浩駐インド日本国特命全権大使、同国モディ首相ら臨席のもと開通式が執り行われた。
全長21.8kmで、総工費2,120億ルピー(約3,816億円)のうち約70%はJICAによる円借款で支援された。この工事はIHIグループのIHIインフラシステムズ(所在地:大阪府堺市)が、インドのゼネコン最大手のLarsen&Toubro Limited(L&T)社とのコンソーシアムで建設を進めていた。
今回の海上交通の開通により、これまで約2時間要していたムンバイ市と対岸のナビムンバイ市の移動時間が約20分に短縮され、両市の接続性が大幅に向上し、ムンバイ都市圏のさらなる成長につながるとみられる。

元広島の黒田博樹氏, 元中日監督の谷繁元信氏 殿堂入り

野球殿堂博物館は1月18日、今年の殿堂入りを発表した。競技者表彰のプレーヤー部門で元広島そしてMLBドジャース、ヤンキースでプレーした黒田博樹氏(48)、元中日監督の谷繁元信氏(53)が選ばれた。エキスパート部門で2年ぶりに殿堂入りはなかった。また、特別表彰では元セ・リーグ審判員の故谷村友一氏(2022年没、享年94)が選ばれた。

マツダ 北米向けBEVにテスラの”NACS”採用で合意

マツダは1月17日、2025年以降に北米で販売するバッテリーEV(以下、BEV)の充電ポートに北米充電規格(North American Charging Standard、以下、NACS)を採用することで、Tesla Inc.(以下、テスラ)と合意したと発表した。これにより、マツダのBEVを利用する顧客は北米地域における1万5,000基以上の「スーパーチャージャー」(急速充電設備)の利用が可能となり、充電時の利便性が大きく向上する。

アジア杯 日本 イラク戦で1−2敗北 GLで初の黒星

アジア・カップグループD組の日本の第2戦は1月19日、イラクと対戦し、1−2で敗れた。アジア・カップがグループリーグ(GL)3試合制になった1992年以降、日本が同リーグで黒星を喫したのは、今回のイラク戦が初めて。これまで日本は25戦無敗だった。イラク戦の敗北も1984年以来40年ぶり。また、国際試合で日本が敗れるのは2023年3月28日の国際親善試合でコロンビア戦(1−2)以来、約10カ月ぶり。

日本初 月面着陸に成功 JAXA探査機「SLIM」世界5カ国目

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月20日、小型無人探査機「SLIM(スリム)」の月面着陸に成功したと発表した。日本初の快挙で、世界では旧ソビエト、米国、中国、インドに次ぎ5カ国目。ただ、現時点では予定していた太陽電池が発電しておらず、バッテリーで駆動しているという。そのため、このままではバッテリーが尽きる可能性がある。

積水ハウス 米住宅会社を7,200億円で買収 過去最高額

積水ハウス(本社:大阪市北区)は1月18日、米国の住宅会社、M.D.C.ホールディングス(本社所在地:米国コロラド州)を約49億ドル(約7,200億円)で買収すると発表した。積水ハウスのM&A(合併・買収)では過去最高額となる。7月までに全株式の買収手続きを完了する予定。
M.D.C.は戸建住宅事業を手掛けており、2022年の住宅個数引き渡し戸数で全米11位。今回の買収により、積水ハウスは引き渡し戸数で全米5位に相当する規模になる見通し。