住友不動産(本社:東京都新宿区)は10月17日、インド現地法人を通じて単独でインド最大の経済都市、マハラシュトラ州ムンバイの中心部で約8万㎡(約2.4万坪)の開発用地を、ワディア財閥グループ傘下のボンベイ・ダイイング社から795億円で取得したと発表した。
この物件の総事業費は5,000億円規模、総延床面積100万㎡超、日本企業によるインドでの過去最大の都心再開発で、超高層複合都市開発プロジェクトとなる。2030年代の施設全面開業に向けて事業推進していく。
いすゞとホンダ 燃料電池大型トラックを初公開へ 外部給電機能も
いすゞ自動車(本社:横浜市西区)とホンダ(本社:東京都港区)は10月17日、両社が共同開発を進める燃料電池(FC)大型トラック「GIGA FUEL CELL」を「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」のいすゞグループのブースで初めて一般公開すると発表した。同ショーは10月28〜11月5日、東京ビッグサイトで開催される。
今回展示する開発車両は、都市間輸送の代表車型の「低床4軸8×4」を採用。航続距離は800km以上(いすゞ評価モード)と、大型トラックとしての実用性とゼロエミッションを両立させている。また、災害時等における「移動式電源」としての活用を想定した外部給電機能を備えている。
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技能実習に代わる新制度案を提示 政府有識者会議 転職要件緩和
外国人労働者のあり方を議論する政府の有識者会議は10月18日、技能実習に代わる新制度のたたき案を示した。
この要点は①1つの企業で1年を超えて働き、基礎的な技能と日本語能力試験「N5」に合格すれば別の会社に転職できる。ただ、農業から建設業といった業務分野を変える転職はできない②最初の在留期間は3年間とする③より高度な技能試験に合格し、日本語能力が下から2番目の「N4」相当になれば、同じ業務で「特定技能1号」の資格に移れる。これに伴い、さらに最長5年間働き続けられる④試験に不合格でも、最長1年在留できる救済措置を設ける⑤特定技能2号の試験に合格すれば在留資格の更新回数の制限はなくなり、長期就労が可能になる⑥外国人労働者が来日前に借金を背負わないように、受入企業が来日前の手数料を負担する仕組みの導入を検討する⑦人材受け入れを担う監理団体の要件を厳格化し、受入企業と役員の兼務を制限するーなど。
今秋の最終報告書を踏まえ、2024年1月の通常国会に提出する予定。