IAEA, 中国など 処理水放出後初のモニタリング調査 いわき漁港へ

IAEA(国際原子力機関)や中国の専門家らが10月19日、東京電力福島第1原発の処理水の放出後、初めてとなるモニタリング調査のため、福島県いわき市の漁港を訪れ、水揚げされた魚のサンプルを採取した。
19日は日本とIAEAのほか、IAEAが指名した韓国とカナダ、それに初めての参加となる中国から、合わせて12人の専門家らがいわき市の久之浜漁港を訪れた。

スズキ インド子会社マルチ株を追加取得 出資比率58.2%に

スズキ(本社:静岡県浜松市)は10月17日、インド子会社、マルチ・スズキの株式を追加取得し、出資比率を1.7ポイント引き上げ58.2%にすると発表した。スズキの全額出資子会社、スズキ・モーター・グジャラート(SMG)の全株をマルチ・スズキに譲渡するのに伴い、その対価として1,284億1,107万5,000ルピー(約2,300億円)相当の株式を引き受ける。今回の動きについて、マルチ・スズキがインドでの生産と販売、スズキがEVなど先端技術開発という、スズキグループの役割分担を明確にするのが狙いとしている。

インド 2040年までに有人月面探査機を打ち上げ 宇宙開発加速

インド政府は10月17日、2040年までに有人月面探査機を打ち上げ、月に宇宙飛行士を送り込むことを目指すと発表した。モディ首相はインド宇宙研究機関(ISRO)などとの会合に出席し、2035年までに宇宙ステーションを建設することも指示した。インドは8月、世界で初めて月の南極付近に無人探査機を着陸させることに成功している。

住友不 インド ムンバイで超高層都市開発用地8万㎡を795億円で取得

住友不動産(本社:東京都新宿区)は10月17日、インド現地法人を通じて単独でインド最大の経済都市、マハラシュトラ州ムンバイの中心部で約8万㎡(約2.4万坪)の開発用地を、ワディア財閥グループ傘下のボンベイ・ダイイング社から795億円で取得したと発表した。
この物件の総事業費は5,000億円規模、総延床面積100万㎡超、日本企業によるインドでの過去最大の都心再開発で、超高層複合都市開発プロジェクトとなる。2030年代の施設全面開業に向けて事業推進していく。

いすゞとホンダ 燃料電池大型トラックを初公開へ 外部給電機能も

いすゞ自動車(本社:横浜市西区)とホンダ(本社:東京都港区)は10月17日、両社が共同開発を進める燃料電池(FC)大型トラック「GIGA FUEL CELL」を「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」のいすゞグループのブースで初めて一般公開すると発表した。同ショーは10月28〜11月5日、東京ビッグサイトで開催される。
今回展示する開発車両は、都市間輸送の代表車型の「低床4軸8×4」を採用。航続距離は800km以上(いすゞ評価モード)と、大型トラックとしての実用性とゼロエミッションを両立させている。また、災害時等における「移動式電源」としての活用を想定した外部給電機能を備えている。

ホンダ 新型ビジネスジェット「エシュロン」給油なしで北米横断

ホンダは10月17日、開発中の新型ビジネスジェット機の名称を「ホンダジェット・エシュロン」に決定したと発表した。同社の米航空機事業会社「ホンダ・エアクラフトカンパニー」(所在地:米ノースカロライナ州)が、米ラスベガスで開催される世界最大ビジネス航空機ショーに合わせ公表した。小型機としては初めて、北米を給油なしで横断できるという。機体は従来機よりも5mほど長く、最大定員は従来より3人多い乗員・乗客合わせ11人とした。2028年の型式証明の取得を目指す。

9月のバイト時給 平均1,161円で9カ月ぶり過去最高を更新

リクルートのまとめによると、三大都市圏(首都圏、東海、関西)の9月のアルバイト・パート募集時平均時給は、前年同月比20円(1.8%)高の1,161円だった。9カ月ぶりに過去最高を更新した。人手不足が顕著な外食を中心に上昇が目立ち、10月の最低賃金引き上げに対応する動きもみられた。

中国・イーハン「空飛ぶクルマ」の型式証明取得 商用利用視野に

中国のドローン新興企業、億航智能(イーハン)は、中国民用航空局(CAAC)から電動垂直離着陸機(eVTOL=イーブイトール)「空飛ぶクルマ」の型式証明を取得したと発表した。取得したのは同社が開発した「EH216−S」。この機体は2人乗りで、航続距離は30km。これにより、空飛ぶクルマの観光用途をはじめ商用利用が視野に入ってきた。

万博「通期パス」など顔認証活用し本人確認 使い回し防止へ

大阪・関西万博を運営する博覧会協会は、一定の期間中に何度でも入場できるタイプの入場券について、他の人の使い回しを防ぐため、顔認証を活用して本人確認を行うことになった。
万博入場券はQRコードを用いた電子チケットになっていて、前売り券の販売が11月30日から始まる。入場券のうち期間中、何度でも入場できるチケットが「通期パス」と「夏パス」の2種類ある。通期パスは開幕から10月3日まで、夏パスは7月19〜8月末までとなっている。