日産自,積水ハウス 集合住宅のEV普及に+e PROJECT

日産自動車(本社:横浜市西区)と積水ハウス(本社:大阪市北区)は1月12日、集合住宅向け電気自動車(EV)による「+e PROJECT(プラスイープロジェクト)」を発足させると発表した。
これは日産が販売するEV「日産リーフ」と積水ハウスが建築したゼロエネルギーの賃貸住宅「シャーメゾンZEH」で「移動(車)」と「暮らし(住居)」の両輪で、ゼロエミッション社会の実現を目指すもの。日産は3月4日から積水ハウスの協力のもと、EV充電可能な集合住宅、シャーメゾンZEHを無償で貸し出し、実際のEVがある生活を体験できるイベント「+e 試住」を実施する。

塩野義の抗インフル薬 欧州で小児向け適応追加

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は1月12日、抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」について、欧州で小児向けの適応追加の承認を取得したと発表した。この結果、使用できる対象が、これまでの12歳以上に加え、1〜11歳にも広がる。日本と台湾を除く全世界での販売を担うスイス企業のロッシュが適応追加を申請し、欧州委員会(EC)が承認した。

阪神 藤浪投手 アスレチックスと1年契約で合意

プロ野球、阪神からポスティングシステムを使って米大リーグへの移籍を目指している藤浪晋太郎投手がアスレチックスと1年契約を結ぶことで合意したと米国の複数のメディアが伝えた。今後、体の状態について球団のメディカルチェックを受けたうえで正式に契約し、先発ローテーションに加わる見込み。年俸は325万ドル(約4億2,000万円)と報じられている。
アスレチックスはカリフォルニア州オークランドが本拠地で、大谷翔平選手が所属するエンゼルスと同じアメリカン・リーグ西地区の球団。3月30日の開幕戦は本拠地でエンゼルスと対戦する予定。

中国の累計感染者9億人の報告書 全人口の64%感染か

中国紙の経済観察網(電子版)は1月13日、北京大学国家発展研究院の馬京晶副教授らが、中国全土で累計約9億人が新型コロナウイルスに感染したとする報告書を発表したと報じた。
馬副教授らは中国の民間データ会社から提供を受けたビッグデータを解析。2022年12月上旬の「ゼロコロナ」政策の大幅緩和後から1月11日までに、全人口の64%が感染したとする推計を導き出したとしている。そして12月末には多くの地域で感染ピークを迎え、感染率が最も高い甘粛省では約91%、以下、雲南省で約84%、青海省で約80%に達したという。

大阪・淀川河口に迷い込んだクジラ死ぬ 専門家が確認 

1月9日、餌を求め大阪湾・淀川河口(大阪市西淀川区)に迷い込んだとみられていたクジラが13日、大阪市の職員が海遊館の専門家とともに現場に赴き、死んだことが確認された。このクジラは体長およそ8mで、当初は潮を吹き上げたり尾びれを動かしたりしていた。だが、大阪海上保安監部によると、11日からクジラの動きが止まっていた。

宇宙空間にも安保条約適用 日米2プラス2で合意

日米両政府は1月12日、外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)で、米国の対日防衛義務の対象を宇宙空間に拡大することで合意した。日本の人工衛星などの防護を想定したもの。米国による日本防衛義務は日米安全保障条約5条が根拠となる。日本の施政下で武力攻撃があったとき米国が防衛すると規定している。
同協議は米国のブリンケン国務長官、オースティン国防長官、日本の林芳正外相、浜田靖一防衛相が出席のもと行われた。

独VWの22年世界販売7%減の826万台 トヨタ首位に

ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は1月12日、2022年の世界販売台数が前年比7%減の826万2,800台だったと発表した。
例年同社と首位争いを展開する、トヨタ自動車は2022年の世界販売台数をまだ発表していないが、11月までの販売実績でVWの通年を上回っており、トヨタが3年連続で世界首位となることが決まった。

ホンダ 中国の東風汽車とFCトラックの走行実証開始

ホンダ(本社:東京都港区)は1月11日、中国現地法人、本田技研工業(中国)投資有限公司(本社:北京市)が、東風汽車集団股份有限公司と共同で、ホンダの燃料電池(FC)システムを搭載した商用トラックの走行実証実験を、湖北省で開始したと発表した。
今回の実証実験は、東風汽車集団が長年培ってきた商用車開発のノウハウと、ホンダが長年開発に取り組んでいるFC技術を掛け合わせた、中国でのカーボンニュートラル実現に向けた新たな取り組みとなる。

双日,南海電鉄 泉北ニュータウンでデマンドバス実証

双日、南海電鉄、南海バスは堺市とともに、1月10〜3月10日までの2カ月にわたり、完全予約型オンデマンド型乗り合い交通サービスの実証実験を行うと発表した。同事業は大阪府AIオンデマンド交通モデル事業に採択され、その補助金を活用して行うもの。
堺市南区の泉北ニュータウン地域内の桃山台と鴨谷台の2地区(計26停留所)、および泉北高速鉄道の光明池駅、栂・美木多駅、泉ヶ丘駅の3駅に停留所を設置し、住民の外出促進や、目的地までの移動の利便性向上、新しい交通手段の創出を目指すもの。運賃は1回200円、泉ヶ丘駅発着の場合の場合は1回300円。利用者は電話やWebから乗車の予約が可能。