日本フランチャイズチェーン協会(本部所在地:東京都港区)が11月21日発表した10月のコンビニエンスストアの既存店売上高は前年同月比6.9%増の9,307億円だった。増加は8カ月連続。政府の観光促進策「全国旅行支援」による外出需要の高まりで、おにぎり、弁当、ソフトドリンクなどが好調だった。既存店ベースの来店客数は1.2%増え、平均客単価は5.7%上昇した。
富士通,和歌山県立医大 転倒検知センサーで共同実証
富士通と和歌山県立医科大学は11月21日、カメラを使わずにミリ波センサーを用いて人の動きを検知する富士通独自のAI技術、行動分析技術「Actlyzer(アクトライザー)」を活用した見守り技術を用いて、同日より共同実証実験を開始すると発表した。転倒などの状況を早期に発見し、骨折などの重症化リスクの低減を目指す。
公益社団法人 全日本病院協会によると、国内18病院で2021年度は1カ月あたり290件の入院患者の転倒が発生している。高齢者の転倒は重大な障がいにつながるリスクが高く、見守りが必要。その一方で病室などにカメラを設置する見守り技術は、患者のプライバシーを損なう観点から、導入が難しい側面がある。こうした難点を克服する手立てとなる。
タイへの1〜9月外国直接投資 EVの大型投資目立つ
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、タイ投資委員会(BOI)はこのほど、2022年1〜9月の同国への外国直接投資統計を公表した。これによると申請ベースで、投資額が前年同期比24.7%減の約2,757億バーツ(約1兆752円)、投資件数が同14.6%増の643件だった。
国・地域別にみると、電気自動車(EV)製造の大型投資案件があった中国が同約2.1倍の約450億バーツで、全体の16.3%を占めて首位となった。台湾が同じくEV製造案件などで同約2.5倍の約393億バーツで、シェア14.2%で2位。日本は同43.1%減の約376億バーツで、シェア13.6%の3位にとどまった。4位が米国、5位が香港だった。
競馬マイルCS セリフォスがG1初制覇 末脚炸裂
競馬の秋のマイル王決定戦、第39回マイルチャンピオンシップ(CS)(G1、芝1600m、17頭出走)は11月20日、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われ、6番人気のセリフォス(ダミアン・レーン騎乗)が1分32秒5で優勝した。G1レース初制覇で、1着賞金1億8,000万円を獲得した。D.レーン騎手、中内田充正調教師いずれもこのレース初優勝だった。
セリフォスは道中、後方でレースを進め、最後の直線で外めから先行各馬とは明らかに異なる強烈な末脚を繰り出して、先頭に躍り出て差し切った。1馬身1/4差に2着に8番人気のダノンザキッド、さらに半馬身差の3着に2番人気のソダシが入線した。1番人気に支持されていたシュネルマイスターは5着に沈んだ。