松本関経連会長4期目続投 25年万博 成功に導きたい

関西経済連合会(関経連)の松本正義会長(住友電気工業会長、78)は1月5日、5月に3期目の任期を終える会長職について、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)まで続投することを明らかにした。
松本氏は「万博の誘致段階から関わってきた者として、成功に導くためにしっかりと見届ける」と続投を決めた理由を説明した。
4期目の任期満了は2025年5月となり、同年4月の万博開幕を見届けることになる。

全国の22年交通事故死2,610人,6年連続最少更新

警察庁の集計によると、2022年の全国の交通事故死者数は前年比26人少ない2,610人にとどまり、統計がある1948年以降で最も少なかったことが分かった。6年連続さ最少を更新した。
都道府県別でみると、大阪が141人で初めてワースト1になった。以下、愛知が137人、東京132人が続いた。最少は鳥取14人、次いで島根12人。年齢別では65歳以上の高齢者が1,471人で前年より49人減ったが、全体の56.4%を占めた。

ソニー・ホンダのEV「AFEELA」26年春米国で発売

ソニーグループとホンダは1月4日、共同出資会社「ソニー・ホンダモビリティ」を通じて2025年に受注を始める電気自動車(EV)のブランド名を「AFEELA(アフィーラ)」にすると発表した。2025年前半にEVの受注を始め、2026年春にまずハッチバック型のEVを北米で、同年後半から日本で、それぞれ納車を始める予定。

マグロ最高値3,604万円 豊洲の初競り 昨年の2.1倍

新春恒例の初競りが1月5日、豊洲市場(所在地:東京都江東区)で開かれ、青森県大間産の212kgのクロマグロに1匹3,604万円の最高値が付いた。2022年の1匹1,688万円の2.1倍、1kg17万円の高値だった。マグロ専門の仲卸大手、やま幸(所在地:東京都江東区)が落札した。
豊洲市場のマグロ初競りは、2019年にすしチェーン「すしざんまい」を運営する喜代村(本社所在地:東京都中央区)が史上最高の3億3,360万円で落札。2020年も同社が最高値1億9,320万円で競り落とし、注目された。しかし、2021年、2022年は新型コロナウイルス禍による外食不振で、一番マグロの価格も2年連続で前年を下回っていた。

岸田首相 1/13にバイデン米大統領と首脳会談

岸田文雄首相は1月13日にジョー・バイデン大統領とホワイトハウスで首脳会談を行う。対面での日米首脳会談は、2022年11月にカンボジアで行われて以来となる。同会談は両国政府のさらなる強化を目的としたもの。
岸田首相はこの会談について、「G7議長としての腹合わせ以上の意味を持った大変重要な会談になる」とし、国家安全保障戦略を含む安全保障関連の重要3文書の改定を踏まえて、日米同盟の一層の強化を国外に示すとともに、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた緊密な連携を確認するとしている。

被害者救済新法1/5施行 悪質な寄付禁止, 取消権も

旧統一教会をめぐる問題を受けて、昨年末の国会で成立した被害者救済を図るための新たな法律などが1月5日施行された。これにより、悪質な寄付を禁止する新しい法律の一部と、霊感商法など悪質商法による契約を取り消せる「取消権」を行使できる期間を10年に延長する改正消費者契約法、改正国民生活センター法が法律として効力を持つことになった。

21年度の廃棄フロンの回収率40%にとどまり停滞

二酸化炭素(CO2)などとともに、地球温暖化につながる温室効果が高いフロン類。環境省によると、冷凍空調機器などの製品の廃棄時に発生する廃フロン類の2021年度の回収率は40%にとどまり、前年度に比べて1ポイント下がり回収が停滞している。2030年度までに温暖化ガスの排出を2013年度比46%減らす目標達成のため、継続的な回収率の引き上げが必要になる。

日銀 22年の国債購入額111兆円超す 6年ぶり高水準

日銀は1月4日、2022年12月の長期国債の買い入れ額が16兆1,809億円だったと公表した。この結果、2022年の国債の年間購入額は111兆607億円と、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)を導入した2016年の119兆2,416億円以来の高水準となった。金利上昇を抑え込むための国債購入が膨らんだ。