日本空港ビル「国連グローバル・コンパクト」に正式登録

日本空港ビルデング(本社:東京都大田区)は8月15日、国連が提唱する「国連グローバル・コンパクト」(以下、UNGC)に賛同し、8月2日付で正式に参加企業として登録されたと発表した。UNGCとは、各企業・団体が持続可能な成長に向けた取り組みを強化し、社会に対する責任を果たすための国際的な枠組み。署名した企業・団体は「人権の保護・不当な労働の排除・環境への対応・腐敗防止」に係る10の原則に賛同、その実現に向けて努力を継続する。

古都の夜空照らす「京都 五山送り火」4.7万人が見守る

お盆に迎えた先祖の霊を送り出す「京都 五山送り火」が8月16日夜、京都市街を囲む、東山区、左京区、北区、右京区の山々で、地元住民らでつくる各地区の保存会の手で行われた。
東山の如意ヶ嶽で午後8時に大文字の「大」の字に火が灯り、以下、5分間隔で「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順で文字や形に点火され、盆の京都の夜空を赤々と照らした。市街地の中層ビルの屋上や鴨川沿いはじめ眺望の利く場所で市民や観光客らは年に1度の宗教的な伝統行事、”火のショー”を見守った。警察によると、今年は昨年より2万人以上多い、およそ4万7,000人が訪れた。

終戦の日 5,000超える大阪旧陸軍墓地で平和祈る万灯会

終戦から79年の8月15日、太平洋戦争の戦没者などが眠る大阪・天王寺区の旧真田山陸軍墓地で、5,000を超える墓がろうそくの灯りで照らされる万灯会が開かれた。地元の人やボランティアなどおよそ100人が参加した。午後7時ごろ、次々と灯籠に明かりが灯されと市内外から訪れた人たちは、縁(ゆかり)の墓に手を合わせ、平和への祈りを捧げた。
同墓地は明治4年に設置された国内最大で最古の陸軍墓地で、西南戦争から太平洋戦争までの戦没者1万3,300人余が眠っている。

三重県 タイ・バンコクに東南アジア展開の企業支援拠点

三重県は8月19日に、東南アジア地域に進出する県内企業の支援拠点をタイ・バンコクに開設する。名称は「三重県アセアンビジネス展開サポートオフィス」。野村総合研究所の現地法人に業務を委託して運営する。現地の政治・経済などの情報を提供するほか、展示会や商談会への出店を支援する。

ガザのパレスチナ人の死者4万人超 未曾有の人道危機

パレスチナ自治区ガザの保健省によると、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘によるパレスチナ人の死者が8月15日、4万人を超えた。これは戦闘開始前のガザの推計人口、約220万人の2%に相当する。女性や子どもなど民間人の犠牲者が増えている。また、負傷者は9万2,000人を超えた。すでに発生から300日を超えた衝突は未曾有の人道危機を引き起こし、停戦に向けた協議は断続的に行われているが、事態収集のめどが立っていない。

タイ憲法裁判所 セーター首相解任 閣僚資格違反者の任用で

タイ憲法裁判所は8月14日、議会上院の前議員40人がセーター・タウィーシン首相(62)の解任を求めた裁判で、この訴えを認め、セーター首相を解任した。裁判官9人のうち5人が解任に賛成、4人が反対した。
罪状は4月の内閣改造で、首相府相として入閣したピチット・チューンバーン氏(65)が、過去に実刑判決を受け服役していたことが発覚。セーター首相は憲法が定める閣僚資格に違反する人物を閣僚に任用したというもの。

エーザイの認知症治療薬「レケンビ」UAEで承認取得

エーザイ(本社:東京都文京区)とバイオジェン(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)は8月14日、共同開発したアルツハイマー病治療薬「レケンビ(R)」(一般名:レカネマブ)について、アラブ首長国連邦(UAE)保健予防省より新薬承認を取得したと発表した。レケンビはこれまでに米国、日本、中国、韓国、香港、イスラエルで承認取得し、米国、日本、中国で発売されている。

野村不動産, 三菱地所 ベトナムの2,150戸の住宅開発に参画

野村不動産(本社:東京都新宿区)は8月14日、Capital and Developmentおよび三菱地所(本社:東京都千代田区)とともに、ベトナム・ハノイエリア東部に位置する「The Senique (セニーク)Hanoi」に新たに参画すると発表した。このプロジェクトは敷地面積約420haの大規模タウンシップ開発内で、住宅敷地面積2.1ha、37階建て3棟構成、総戸数約2,150戸の分譲住宅開発案件。Capital and Developmentとの初のJV案件。住宅の竣工・引渡は2027年の予定。

アイフル フィリピンでファイナンス事業進出へ新会社設立

アイフル(本社:京都市下京区)は8月14日、フィリピンで個人・中小事業者向けファイナンス事業に進出するため、「AIFUL FINANCE PHILIPPINES INC.」を設立したと発表した。新会社の所在地はマニラ首都圏、設立は8月7日。資本金は1.5億ペソ(3.9億円)、アイフルが全額出資。
フィリピンは堅調な人口増加や国内消費の拡大により、今後の高い経済成長と個人・中小事業者向け金融市場の拡大が見込まれ、アイフルグループへの利益寄与が期待できると判断した。