博覧会協会 シンボル「大屋根」閉会後の活用案を公募

大阪・関西万博の実施主体、博覧会協会は会場のシンボルとして建設が進むリング型の木造建築物「大屋根」について閉幕後、建物や資材を活用する提案を公募することになった。公募期間は2月中旬から2月末まで。大屋根を巡っては、344億円もの整備費や閉幕後に解体する方針に批判も出ていた。このため、博覧会協会は現地に残して活用する方法も含めて活用案を検討する。

「先天梅毒」の子ども 23年37人に上り過去最多に

国立感染症研究所によると、2023年1年間に報告された性感染症の梅毒のうち、妊婦から胎児に母子感染する「先天梅毒」と診断された子どもの数が速報値で37人に上り、1999年に現在の方法で統計を取り始めてから最多となったことが分かった。過去5年間は20人前後で推移しており、大幅な増加となった。
日本産科婦人科学会は、コンドームを使わないなどリスクのある性行為があった場合は男女ともに検査を受けるよう強く求めている。

藤浪晋太郎 メッツと1年約5億円で契約 公式サイト

米大リーグのオリオーズからFA(フリーエージェント)となっていた藤浪晋太郎投手について2月2日、米国のメジャー公式サイトがメッツと年俸335万ドル(約5億円)で1年契約したと報じた。正式契約すれば、千賀滉大投手とチームメートとなる。メッツはニューヨークに本拠を置くナショナルリーグ東部地区のチーム。
藤浪投手は大リーグ1年目の昨シーズン、アスレチックスで先発投手としてデビュー。その後、リリーフに転向。シーズン途中にトレードで移籍したオリオールズではチームの地区優勝に貢献し、シーズン通算では64試合に登板して7勝8敗、防御率7.18の成績だった。

福井・小浜市 全長5m “幻の深海魚”リュウグウノツカイ

福井県小浜市で2月1日、全長5mのリュウグウノツカイが地元の定置網に入っているのが見つかった。定置網に入ることは稀にあるが、これほど大きいサイズは珍しいという。リュウグウノツカイは水深200mから1,000mの深海に生息していることから姿を見られることは珍しく”幻の深海魚”と呼ばれている。

25年万博 中国館 起工式”人間と自然の生命共同体の構築”

2025年大阪・関西万博で独自のパビリオンで出展する中国の起工式が2月2日、会場の夢洲に中国や博覧会協会の関係者らが出席し行われた。中国の伝統的な地鎮祭を行い、工事の安全を祈った。パビリオンのテーマは「人間と自然の生命共同体の構築」で、建物の素材には竹をふんだんに使って自然との共存という理念を表現する。また、パビリオンの入り口から建物の中に向かう壁は巻物の書物を広げた形をモチーフにするという。

災害ボランティア登録者2万人に 能登半島地震 石川県

能登半島地震を受け、石川県が募集している災害ボランティアの事前登録者数が約2万人に達した。県内が約4,800人、圏外が約1万5,200人。七尾市、穴水町、志賀町ではすでに活動が始まっており、2月3日から珠洲市と中能登町に新たに派遣される。
インフラ復旧に伴い、受入人数を増やしており、1日当たり20人程度から活動していた七尾市では3日から40人に、志賀町では45人程度から60人に増員するという。登録は特設サイト「令和6年のと半島地震・石川県災害ボランティア情報」で受け付けている。

豊竹咲大夫さん死去 人形浄瑠璃文楽太夫の人間国宝

人形浄瑠璃文楽の太夫(語り手)で人間国宝の豊竹咲大夫(とよたけ・さきたゆう、本名:生田陽三)さんが1月31日、肺炎のため東京都内の病院で亡くなった。79歳だった。
1944年、戦後の文楽を代表する太夫の一人、八代目竹本綱太夫の長男として大阪市で生まれた。時代物から世話物まで芸域は幅広く、2009年に演目の見せ場を語る太夫の最高資格「切場語り」に昇格。2019年、人間国宝に認定された。

大阪・通天閣で節分前に2/1 一足早い恒例の”豆まき”

大阪のシンボル「通天閣」で2月1日、3日の節分を前に一足早い恒例の豆まきが行われた。今回は劇団四季が上演している「バケモノの子」の出演者など8人が地上94.5mの屋外展望台で「鬼は外、福は内」と声をかけながら福豆をまいた。その後、通天閣の下に設けられたステージでも豆まきが行われ、8人は袋に入った1,000袋の福豆をまいていた。この節分の豆巻きは新型コロナウイルスの影響で3年間中止されており、今回は4年ぶりに元の形で再開された。
通天閣では早く福を呼び込んで地元の賑わいにつなげようと毎年、節分の2日前に豆まきが行われている。

岸田首相 マイナカード取得の完全義務化「難しい」

岸田首相は2月1日、衆院本会議でマイナンバーカードの取得義務化について「最高位の身分証として厳格な本人確認のもとで交付する必要があり、カードに顔写真を表示するとともに、対面での厳格な本人確認をするため、本人の申請によることとしていることから、現段階では難しい」と述べた。
現在の健康保険証は2024年12月で廃止され、原則マイナ保険証に一体化されるが、マイナンバーカードの取得自体は義務付けられていない。