Jパワー 脱炭素へ英ヤムナと水素・アンモニア事業で協業

発電大手の電源開発(Jパワー、本店所在地:東京都中央区)は4月2日、グリーン水素やアンモニアの製造を手掛ける英ヤムナ社と水素・アンモニア事業で協業すると発表した。Jパワーは脱炭素に向けて、水素やアンモニアを火力発電の燃料に活用する方針を掲げており、今回の協業によりヤムナ社の製造計画に同社の参画や、共同で水素やアンモニアを開発することなどを検討する。

ダイビル ベトナムに現地法人「Daibiru Vietnam」設立

ダイビル(本社:大阪市北区)は4月1日、東南アジア地域でのさらなる投資拡大を図るため、ベトナムに現地法人「Daibiru Vietnam Company Limited」を設立し、同日より業務を開始すると発表した。これに伴い、ホーチミン・ハノイ両駐在員事務所を発展的に解消し、ハノイオフィス(本店)とホーチミンオフィス(支店)を置く。

長瀬産業 マレーシアで半導体ウェハバンピング設備拡大

長瀬産業(本社:東京都千代田区)は4月2日、子会社で半導体および電子部品向け製造設備の販売・半導体ウェハバンピング受託加工製造のPacTech-Packaging Technologies GmbH(独・ナウエン)が、マレーシア・ペナンに拠点を置くPacTech Asia Sdn.Bhd.に10億円の設備投資を行うことを決めた。これは同社の注力領域の半導体分野等の製造機能強化の一環。

パート賃上げ率 過去最高の6.11% UAゼンセン3次集計

流通、外食、繊維などの労働組合が加盟するUAゼンセンは4月4日、2024年の春季労使交渉の妥結状況(3次集計)を発表した。1日午前10時時点のパート賃上げ率は6.11%(時給66.7円)と、2012年の団体発足以降で過去最高となった。パートでは45%の組合が満額以上の回答を得た。正社員は436組合、パートは208組合で妥結した。
パートではベースアップ(ベア)や制度昇給を含む賃上げ率がUAゼンセンの2024年目標「6%基準」を超え、前年同時期の5.68%(時給59.2円)より0.43ポイント(7.5%)伸びた。

あいHD 子会社アイグリーズがタイに子会社設立 販売拠点

あいホールディングス(本社:東京都中央区)は4月1日付で連結子会社アイグリーズがタイ・バンコクに現地法人Ai-Glies(Thailand)Co.,Ltd.(以下、Ai-Glies社(タイ))を設立したと発表した。資本金は500万タイバーツ(約2,000万円相当)。空調に特化した節電・省エネシステムAi-Gliesシリーズ製品を東南アジア地域で販路拡大する。まずタイで販売開始し、さらに今後ベトナムに進出していく予定。

ユナイテッドアローズ 6月中旬バンコクにタイ1号店

ユナイテッドアローズ(本社:東京都渋谷区)はこのほど、グローバル展開拡大の一環として6月中旬にタイ・バンコク都心部の商業施設「エムスフィア」にタイ1号店を出店すると発表した。新店舗「ユナイテッドアローズ エムスフィア」はフランチャイズ店で、店舗面積は195㎡。

平年より2日早く宇治茶の「萌芽宣言」1カ月後に一番茶

京都府は4月2日、宇治茶の新芽が育ち一番茶の収穫に向け準備を始める目安となる「萌芽(ほうが)宣言」を行った。平年より2日早い宣言だった。宇治市の京都府農林水産技術センター茶業研究所、敷地内の茶園全体のおよそ70%で新芽が一定程度成長すると萌芽を宣言することになっている。この宣言のおよそ1カ月後には一番茶の収穫ができるようになる。

大阪に春の訪れ 4/5 造幣局「桜の通り抜け」始まる

大阪に春の訪れ告げる風物詩、造幣局(大阪市北区)の「桜の通り抜け」が4月5日、始まった。事前申込制で11日まで。
大川(旧淀川)沿いの約560mにわたる通路に141品種、340本の様々な姿・形の桜が並ぶ。ソメイヨシノをはじめ今年は開花が遅れたうえ、遅咲きの八重桜が多くを占めるため340本のうち、咲いているのは3割程度。造幣局によると、開花のピークは4月第2週の中ごろという。
通り抜けは今年で136回目。今年の花には「大手毬(おおてまり)」が選ばれ、会場内やオンラインで販売する記念硬貨のデザインに採用されている。

台湾地震 10人死亡, 負傷者1,067人 25年間で最大規模

台湾の消防当局は日本時間の4月4日午後5時40分時点で、台湾東部沖で3日発生した大規模地震で10人の死亡と1,067人の負傷者を確認したと発表した。また38人と連絡がつかなくなっているという。このほか、道路の寸断などで孤立し救助を待っている人が660人に上っている。台湾の気象当局によると、4日朝までに花蓮県など震源の近くを中心に300回以上の余震があったという。
日本の気象庁は今回の地震の規模をマグニチュード(M)7.7と推定した。1999年に発生し2,000人超の死者が出た「921地震」を上回り、過去25年間で最大の規模となった。

ANAとJAL 人手不足で”グラハン”7作業の資格共通化

全日本空輸(ANA、本社:東京都港区)と日本航空(JAL、本社:東京都品川区)は4月2日、空港の地上業務「グランドハンドリング(グラハン)」の人手不足対策として、国内10空港でのグラハン7作業の社内資格を相互に承認する仕組みを始めたと発表した。
これにより両社が個別に設けていた資格を実質的に共通化して業務の委託先が両社の作業に従事しやすくする。社内資格を相互に承認する業務対象は①トーイングトラクター②ベルトローダー③旅客搭乗橋④安全監視駐機⑤航空機誘導⑥プッシュバック⑦トーイングーの7つ。