ルクセンブルクが万博パビリオン起工式 副首相ら出席

2025年大阪・関西万博で独自のパビリオン展示を行うルクセンブルクが1月25日、パビリオンの起工式を行った。会場の大阪・夢洲にはルクセンブルクのグザヴィエ・ベッテル副首相はじめ、同国と博覧会協会関係者らが出席し、工事の安全を祈った。2月上旬までに本格的な工事に取り掛かるとしている。
同国パビリオンのテーマは「Doki Dokiーときめくルクセンブルク」で、建物には再利用可能な資材を多く使うという。

ホンダ・GM合弁会社 燃料電池の生産開始 製造コスト1/3

ホンダは(本社:東京都港区)は1月25日、米ゼネラル・モーターズ(GM)と折半出資し、米国ミシガン州に設立した合弁会社、フューエルセルシステムマニュファクチャリング(FCSM)が、燃料電池システムの生産を始めたと発表した。従来の燃料電池に比べて製造コストを3分の1に抑え、燃料電池車(FCV)はじめ、建設機械や非常用の発電用途などに販売する。燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しない水素を使った電力源を幅広い用途に広げる。

能登半島地震の被害額は3県で最大2.6兆円 政府推計

政府は1月25日発表した1月の月例報告で能登半島地震による経済的な影響が石川、富山、新潟の3県で1.1兆〜2.6兆円に上るとの推計を明らかにした。被害額の内訳は住宅や公共施設の建築物の全半壊などで0.6兆〜1.3兆円、道路や港湾、農林水産業のインフラなどの社会資本で0.5兆〜1.3兆円。県別に見ると、最大被害額の石川県が1.3兆円、富山県が0.5兆円、新潟県が0.9兆円と推計している。

NTTデータザム 製造業向け大型金属3Dプリンター販売へ

NTTデータザムテクノロジーズ(本社:東京都港区)は1月24日、製造業向けの大型金属3Dプリンター、AMCM M 8Kを2024年内に販売開始すると発表した。これはs世界最大クラス、800✕800✕1,200mmサイズの部品の造形を狩野とするだけでなく、1KWレーザー8本搭載することで造形時間を短縮し、生産性を劇的に向上させる。また、顧客ごとの用途に適した造形可能サイズや光学系を自由に組み合わせることが可能で、ニーズに合わせたカスタマイズ装置を活用することでユーザーは市場での競争力を高められるという。

ゼンリン EV充電スタンドの「満車・空車情報」提供開始

ゼンリン(本社:福岡県北九州市)は1月24日、EV(電気自動車)充電スタンドの満車・空車状況をリアルタイムで確認できる「満空情報」の提供を開始したと発表した。第一弾として、エネゲート、BIPROGYの2社が保有する約4,800口(2023年12月末時点)のEV充電スタンドの利用状況を自動車メーカーやナビメーカー、EV関連サービス事業者向けに順次提供開始する。なお対象となる充電ネットワーク事業所は今後順次追加していく予定。

三菱地所 タイで高層ビル「One City Centre」全面開業

三菱地所は1月24日、タイ・バンコクCBDのセントラル・ルンピニエリアで、2019年よりタイの大手デベロッパー、Raimon Land Pnblic Company Limited(以下、RML社)と共同で進めてきた大規模複合オフィスビル開発計画「One City Centre」が2023年3月に竣工し同日、グランドオープンしたと発表した。総事業費は約88億タイバーツ(約361億円)。高さ276mのタイ国内最高層のオフィスビルとなる。
One City Centreはオフィス棟(地上61階建て)、商業棟(地上3階建て)の2棟からなる総貸付面積約6万1,000㎡で、日系企業が手掛けたタイにおけるオフィス開発物件として過去最大規模。

政府 復旧・復興支援に予備費1,500億円超の支出を決定

政府は1月26日の閣議で、25日にまとめた能登半島地震被災者の生活再建などに向けた支援パッケージの実効に必要な1,553億円を今年度の一般会計と特別会計の予備費から支出することを決めた。
この主な内訳は仮設住宅の建設や半壊以上の家屋を解体する際の自己負担を特例でゼロとする支援に694億円、中小企業の工場などの復旧費用を4分の3まで補助することなど、なりわいの再建に383億円、道路や河川、水道などインフラや医療施設の復旧などに475億円をそれぞれ充てる。

井上尚弥 2年連続MVPに選出 世界ボクシング評議会

世界ボクシング評議会(WBC)は1月23日、2023年の最優秀選手「ファイター・オブ・ザ・イヤー」にスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)を選出したと発表した。2年連続の受賞。井上は2023年7月に世界4階級制覇を達成。12月にマーロン・タパレス(フィリピン)にKO勝ちし、史上2人目の2階級4団体王座統一に成功した。