日本の65歳以上の高齢者 1950年以降で初の減少も3,623万人

総務省の9月15日時点の人口推計によると、65歳以上の高齢者は比較可能な1950年以降、初めて減少し3,623万人だった。ただ、総人口に占める割合が29.1%と過去最高で、世界200カ国・地域の中で最も高くなっている。また、75歳以上の人口は初めて2,000万人を超え、総人口の10人に1人が80歳以上となった。

日本代表 強豪イングランドに12−34で完敗 ラグビーW杯

ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組の日本代表(世界ランキング14位)は日本時間9月18日、イングランド(同6位)との間で第2戦目が行われた。その結果、前半および後半初めまで健闘したが、後半半ばで引き離されて12−34で敗れ、1勝1敗となった。
日本は序盤は拮抗した展開に持ち込み健闘、前半9ー13で折り返した。後半も一時、1点差に迫る場面もあり、流れを相手に渡さなかった。だが、時間の経過とともに、その後は持久力を伴った体力差とスタミナ切れか、イングランドの動きについて行けず引き離された。日本はこの日トライを決められず、イングランドにボーナスポイントを許す4つのトライを奪われた。前回大会の準優勝の実力は本物だった。

万博建設費2,000億円台に上振れへ 数百億円規模で膨らむ

政府関係者によると、2025年の大阪・関西万博の会場建設費が、資材高や人件費の上昇により現行の1,850億円から数百億円規模で上振れし、2,000億円台に膨らむ見通しとなった。政府などは費用負担を増額する調整に入った。
万博の会場建設費は当初の誘致時点では1,250億円だった。その後、会場デザインの設計変更などで2020年に600億円増額され、1,850億円に修正された経緯がある。建設費は政府、大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担する仕組みとなっている。今回明らかになった上振れ分も既存の負担割合を維持する見通し。

スカイドライブ 韓国会社に「空飛ぶクルマ」納入予約 最大50台

「空飛ぶクルマ」の開発を進めるスカイドライブ(本社:愛知県豊田市)は9月15日、韓国の航空機リース会社、ソリュ−・カンパニー(所在地:韓国・ソウル)から空飛ぶクルマの購入予約を受けたと発表した。2025年大阪・関西万博で実用化を目指す空飛ぶクルマの3人乗りの機体で、2026年にも最大50機を納入する予定。海外からの購入予約はベトナム、米国に続き3カ国目。

岸和田だんじり祭 豪快な”やり回し”に歓声 34台が参加

重さ4トンのだんじりが豪快に市内を駆け巡る「岸和田だんじり祭」が、市内各地区から34台のだんじりが参加して9月16、17の両日、行われた。高さおよそ4m、重さおよそ4トンのだんじりを、ねじり鉢巻きに揃いの法被(はっぴ)姿の若者らが太鼓や笛など鳴り物とともに、「そーりゃ」の力強い掛け声をあげながら豪快に引き回す。最大の見せ場は交差点をスピードを落とすことなく、勢いよく曲がる”やり回し”。このやり回しが決まると、詰めかけた見物客からは大きな歓声が上がっていた。岸和田だんじり祭は、五穀豊穣を祈願して江戸時代から300年以上続く伝統の祭り。

女性の副大臣・政務官は異例の「ゼロ」女性登用の流れ途切れる

政府は9月15日の閣議で第2次岸田改造内閣の副大臣・政務官人事を決定した。副大臣26人、政務官28人のうち女性はゼロだった。閣僚には過去最多の女性5人を起用したものの、副大臣・政務官は派閥順送りや年功序列が目立ち、女性登用の流れが途切れた形。内閣改造前は女性の副大臣が4人、政務官が7人の合計11人だった。
グローバルに様々な分野で男女同権・参画が叫ばれ、海外諸団体から、とりわけ日本は政治の分野での女性登用が突出して遅れている点を指摘されている中、大きな失点となった。岸田内閣の前の内閣も発足時点で女性を5〜8人起用しており、「女性ゼロ」は異例。

三菱化工機 4社が取り組む国産SAF実証設備向け遠心分離機受注

三菱化工機(本社:川崎市)は9月15日、脱炭素に向け日揮ホールディングス(以下、日揮HD)など4社が取り組む、国内初となる廃食用油を原料とした国産SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)の大規模生産実証設備の建設に向け、分離板型遠心分離機「三菱ディスクセパレータSJシリーズ」を受注したと発表した。この実証設備は100%廃食用油を原料とした年間約3万キロリットルのSAFの生産実証を行うもの。
SAFの実証に取り組むのは日揮HDほか、コスモ石油、レボインターナショナル、日揮の4社。今回受注した遠心分離機は、供給する懸濁液から遠心力により固形物を分離し、清澄液の連続回収と分離固形物の自動間欠排出が可能な連続遠心分離機。

中国の8月新築住宅価格 主要70都市の74%で下落 3都市増

中国国家統計局が9月15日発表した2023年8月の主要70都市の新築住宅価格動向によると、7月と比べ全体の74%にあたる52都市で価格が下落した。下落は7月から3都市増えた。また、3カ月連続で半数を上回る都市で値下がりした。家計が雇用など将来不安を抱える中、マンション販売は低迷から抜け出せず、値下がりが広がっている。

ファナック 産業用ロボット量産開始46年で累計出荷100万台達成

ファナックが1977年に産業用ロボットの量産を開始してから46年、累計出荷台数100万台を達成した。同社はこれまでに自動車の車体組み立てをはじめ、物流業界での荷物搬送や電子部品の組み立てなど幅広い分野の自動化需要に対応した製品を供給し内外の需要に応えてきた。様々な産業における慢性的な人手、担い手不足などを背景に省人化・自動化ニーズはとどまることはなく、高まっている。複雑かつ高精度な動きを可能にする産業用ロボットへの需要は増え続ける。

「100歳以上」9万2,139人,うち女性88.5% 53年連続増 最高齢116歳

厚生労働省の調べによると、全国の100歳以上高齢者が過去最多の9万2,139人になった。前年から1,613人増え、53年連続の増加。全体のうち女性が8万1,589人と88.5%を占めた。男子はわずか1万550人。最高齢は大阪府柏原市の巽フサさんで1907(明治)年生まれの116歳だった。
9月15日時点で100歳以上の高齢者の数を、1日時点の住民基本台帳を基に集計した。前年からの増加数は男性が185人、女性は1,428人。2023年度中に100歳になる人は4万7,107人(前年度比1,966人増)だった。