月探査機「SLIM」再び休眠 4月下旬に再稼働めざす

JAXA(宇宙航空研究開発機構)は4月1日、月面着陸している無人探査機「SLIM(スリム)」が3月30日未明に再び休眠状態に入ったとことを明らかにした。SLIMは2度目の月の夜を乗り越え、センサー類などの機能は失われつつある。月の過酷な環境に機体がどこまで耐えられるか調べるため、再び発電が見込める4月下旬に再稼働を試みる。月は2週間ごとに昼と夜が入れ替わる。昼の温度はセ氏110度、夜はマイナス170度にもなる。

75歳以上保険料 24年度平均月7,082円 伸び率過去最大

厚生労働省は4月1日、75歳以上の約2,000万人が加盟する後期高齢者医療制度に関し、保険料の見込額を公表した。1人当りの全国平均の月額は2024年度が7,082円で、2022〜2023年度と比べて507円(7.7%)増となり、伸び率は過去最大となった。2025年度はさらに増えて7,192円となる。
現役世代の保険料負担を抑える狙いがある。

上川外相 UNRWAへの資金拠出 再開表明 23年度の53億円

上川陽子外相は4月2日、パレスチナ自治区ガザなどで活動する国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出を再開することを明らかにした。2023年度内に予定していた3,500万ドル程度(53億円)を拠出する。
UNRWAでは職員がイスラム組織ハマスによるテロ攻撃に関与した疑いが生じ、日本政府は1月から資金拠出を一時停止していた。

ダイハツ 「軽」販売で首位陥落 スズキ18年ぶり返り咲き

自動車販売業界団体のまとめによると、2023年度の軽自動車販売台数でスズキが軽自動車の国内シェアで18年ぶりにダイハツ工業を抜き首位となった。スズキは前年比7%増の55万2,251台だった。これに対しダイハツ工業は、認証検査不正による出荷停止が響き同22%減の44万3,694台にとどまった。

台湾東部沖震源M7.2の地震7人死亡,736人けが,全土に揺れ

台湾の気象当局によると、4月3日午前8時(日本時間同9時)前、東部沖を震源とするマグニチュード(M)7.2の地震があった。台湾全土に極めて強い揺れがあり、昼すぎの時点で7人の死亡が確認されたほか、736人がけがをしたと発表した。このほか、倒壊した建物の中に閉じ込められている人が77人に上っている。また、地震発生直後、日本でも沖縄本島はじめ宮古島、八重山地方などに津波警報が出た。
地震発生後まもなく、台湾の最英文総統は中央災害対応センターを設置した。台湾メディアは震源地に近い東部の花蓮市で震度6強を記録し、建物が倒壊、土砂災害が発生。そして高速鉄道の一部区間で運行が停止しているなどと伝えた。。

タイ水産局 4/1から輸入冷凍水産物の全量検査を実施

タイ水産局(DOF)はこのほど、4月1日からコンテナ輸入する冷凍水産物の全量検査を試験的に半年間実施すると発表。この旨、輸入業者や通関業者などに通知した。違法な輸入による動物伝染病のまん延やタイ国産水産物の価格下落を防ぐためとしている。
現在、タイ国内の漁業者から輸入水産物の過多などにより、タイ国産水産物の価格下落を招いているとして、政府に対策を求める声があがっている。今回発表された全量検査もこの対策の一環の可能性がある。

バンコクー那覇4/2 直行便4年ぶり就航 タイ・エアアジア

LCC(格安航空会社)のタイ・エアアジアは4月2日、バンコクー那覇の定期直行便を就航した。同路線の直行便の就航は2020年2月以来4年ぶり。火・木・土・日曜日の週4日、1日1往復運航する。初便の搭乗率は95%だった。バンコクから那覇への来訪で年間3万人の利用を目指す。

経産省 ラピダスの半導体開発に最大5,900億円支援発表

経済産業省は4月2日、国内で最先端半導体の製造を目指すラピダスに2024年度で最大5,900億円を支援すると発表した。この結果、トヨタ自動車やNTTなどが出資するラピダスへの支援額は累計で最大9,200億円となる。新たに支援する最大5,900億円のうち5,635億円が北海道千歳工場の前工程、535億円が組み立てなどの後工程に初めて支援する。政府は経済安全保障上の観点から、重要な最先端技術の確立を強力に後押しする。