日本支援インド最長 海上道路開通, ムンバイ湾両岸つなぐ

日本政府がJICA(国際協力機構)を通じて支援したインド西部マハラシュトラ州ムンバイ湾に架かる同国内最長の海上道路が1月12日、開通した。同日、鈴木浩駐インド日本国特命全権大使、同国モディ首相ら臨席のもと開通式が執り行われた。
全長21.8kmで、総工費2,120億ルピー(約3,816億円)のうち約70%はJICAによる円借款で支援された。この工事はIHIグループのIHIインフラシステムズ(所在地:大阪府堺市)が、インドのゼネコン最大手のLarsen&Toubro Limited(L&T)社とのコンソーシアムで建設を進めていた。
今回の海上交通の開通により、これまで約2時間要していたムンバイ市と対岸のナビムンバイ市の移動時間が約20分に短縮され、両市の接続性が大幅に向上し、ムンバイ都市圏のさらなる成長につながるとみられる。

元広島の黒田博樹氏, 元中日監督の谷繁元信氏 殿堂入り

野球殿堂博物館は1月18日、今年の殿堂入りを発表した。競技者表彰のプレーヤー部門で元広島そしてMLBドジャース、ヤンキースでプレーした黒田博樹氏(48)、元中日監督の谷繁元信氏(53)が選ばれた。エキスパート部門で2年ぶりに殿堂入りはなかった。また、特別表彰では元セ・リーグ審判員の故谷村友一氏(2022年没、享年94)が選ばれた。

マツダ 北米向けBEVにテスラの”NACS”採用で合意

マツダは1月17日、2025年以降に北米で販売するバッテリーEV(以下、BEV)の充電ポートに北米充電規格(North American Charging Standard、以下、NACS)を採用することで、Tesla Inc.(以下、テスラ)と合意したと発表した。これにより、マツダのBEVを利用する顧客は北米地域における1万5,000基以上の「スーパーチャージャー」(急速充電設備)の利用が可能となり、充電時の利便性が大きく向上する。

アジア杯 日本 イラク戦で1−2敗北 GLで初の黒星

アジア・カップグループD組の日本の第2戦は1月19日、イラクと対戦し、1−2で敗れた。アジア・カップがグループリーグ(GL)3試合制になった1992年以降、日本が同リーグで黒星を喫したのは、今回のイラク戦が初めて。これまで日本は25戦無敗だった。イラク戦の敗北も1984年以来40年ぶり。また、国際試合で日本が敗れるのは2023年3月28日の国際親善試合でコロンビア戦(1−2)以来、約10カ月ぶり。

日本初 月面着陸に成功 JAXA探査機「SLIM」世界5カ国目

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月20日、小型無人探査機「SLIM(スリム)」の月面着陸に成功したと発表した。日本初の快挙で、世界では旧ソビエト、米国、中国、インドに次ぎ5カ国目。ただ、現時点では予定していた太陽電池が発電しておらず、バッテリーで駆動しているという。そのため、このままではバッテリーが尽きる可能性がある。

積水ハウス 米住宅会社を7,200億円で買収 過去最高額

積水ハウス(本社:大阪市北区)は1月18日、米国の住宅会社、M.D.C.ホールディングス(本社所在地:米国コロラド州)を約49億ドル(約7,200億円)で買収すると発表した。積水ハウスのM&A(合併・買収)では過去最高額となる。7月までに全株式の買収手続きを完了する予定。
M.D.C.は戸建住宅事業を手掛けており、2022年の住宅個数引き渡し戸数で全米11位。今回の買収により、積水ハウスは引き渡し戸数で全米5位に相当する規模になる見通し。

神戸ルミナリエ 4年ぶり復活 3カ所に分散, 有料エリアも

阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂と復興への願いを込めて、神戸の夜を光で彩る「神戸ルミナリエ」が復活、4年ぶりに1月19日から始まった。新型コロナ禍のもとで近年は中止されていた。1月28日まで。
ただ、今回から開催時期をこれまでの12月から被災時の1月に移したほか、これまでの経験を踏まえ混雑を避けるため、開催場所をメリケンパーク、東遊園地、旧居留地の3カ所に分散した。このうちメリケンパークには有料エリアを設け、ゆっくり楽しみながら見回れるようにしている。

公的年金 2年連続増額 24年度は2.7%増の月6.8万円

厚生労働省は1月19日、2024年度の公的年金の支給額を2023年度に比べて2.7%引き上げると発表した。増額は2年連続。年金額の伸びを抑える「マクロ経済スライド」が2年連続で発動されるため、増加率は本来の改定率の3.1%から0.4ポイント目減りした。
自営業者らが入る国民年金は40年間保険料を納めた満額支給の場合、68歳以下は1,750円増の月6万8,000円、69歳以上は1,758円増の6万7,808円。

国交省 ダイハツ5車種の出荷停止の指示解除 安全性確認

国土交通省は1月19日、ダイハツ工業の品質不正問題で、独自検証の結果、5車種で安全性を満たしていることが確認できたと発表した。同日付で出荷停止の指示を解除する。5車種はいずれもバンタイプで、トヨタ自動車が販売する「プロボックス」「タウンエース(バンタイプ)」、マツダが販売する「ボンゴ(バンタイプ)」「ファミリアバン」、ダイハツの「グランマックス(バンタイプ)」。1月16日、量産に必要な「型式指定」を取り消されたのはいずれもトラックタイプだった。
今回出荷停止が解除された5車種について、実際にいつ生産・出荷を再開するかはダイハツ工業側の判断となる。