国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)当局者は9月12日、リビア東部で大規模な被害を出した暴風雨による洪水で行方不明者が約1万人、死者が5,300人に上る可能性があると発表した。リビアは現在、国家分裂状態にあり、ロイター通信などによると、大雨でダムが決壊し洪水が頭部を直撃した。東部を支配する勢力は、特に甚大な被害を受けたデルナで1,000人以上の遺体を収容し、都市の25%が壊滅的な被害を被ったとしている。また、東部地域を統括する「リビア国民軍(LNA)」は2,000人超が死亡したと伝えている。救助活動は難航しており、今後犠牲者数は拡大する恐れがある。
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モロッコ地震 死者2,800人超え 山岳地周辺で30万人?に影響
北アフリカのモロッコ中部で9月8日深夜(日本時間9日朝)発生したマグニチュード(M)6.8の地震で、同国内務省は11日、死者が2,681人、負傷者が2,501人に上ったと発表した。その後も犠牲者は増え続け、複数のメディアによると死者は2,800人を超えたと伝えている。
被害はモロッコ全土に広がっているが、最も激しい被害を受けたのは山岳地帯。ただ、現状では被害の全容は不明で、犠牲者はさらに増える可能性がある。大きな被災地の一つ、中部ハウズ県などは山間部に位置し、道路が塞がれている場所もあり、軍や救助隊のによる活動は難航している。
国際人道問題調整室(OCHA)は、同国中部マラケシュ周辺で30万人以上が影響を受けたとみられるとしている。