”なでしこジャパン”初戦ザンビアを5−0 サッカー女子W杯

オーストラリアとニュージーランドで共同開催されているサッカーの女子ワールドカップ(W杯)第3日、1次リーグC組初日で日本代表”なでしこジャパン”はザンビアを5−0で退け、白星発進した。勝ち点3でスペインと並び、得失点差で同組トップの好スタートを切った。
なでしこジャパンは26日に1次リーグC組第2戦でコスタリカと対戦する。

近畿1〜6月新築マンション 契約率13年ぶりに70%割れ, 価格は最高

不動産経済研究所(本社:東京都新宿区)のまとめによると、近畿2府4県の1〜6月の新築マンションの契約率は67.8%にとどまり、好不調の分岐点とされる70%を13年ぶりに下回った。発売戸数は6,075戸と前年同期比15.9%減少した。1㎡あたりの単価は2.6%増の78万7,000円だった。土地や資材の高騰でマンション価格は上昇を続けており、1〜6月としては同研究所が調査開始以来、最高だった。

65歳以上の有業率25.3%, 女性の有業率53.2%, 25〜39歳女性で81.5%

総務省が7月21日発表した2022年の就業構造基本調査によると、シニア層の有業率(仕事をしている人の割合)が高まっていることや、女性の有業率が過去最高に達し、とりわけ20代半ばから30代で極めて高くなっていることが明らかになった。
同調査の結果①65歳以上の男女の有業率は25.3%で、2017年の前回調査から0.8ポイント高まった②女性の有業率は53.2%と前回調査から2.5ポイント上昇し、過去最高だった③25〜39歳女性のうち、働く人の割合が81.5%と初めて8割を超えたーなどが大きな特徴。このうち65歳以上の男女の有業率で、男性は前回調査と比べ0.6ポイント上昇の34.5%だったのに対し、女性は1.1ポイント上昇の18.2%となり、伸び率で女性が男性を上回った。

岩谷産業 25年万博 水素燃料電池船の旅客運航事業者に決定

岩谷産業は7月20日、2025年大阪・関西万博会場へのアクセスとして、中之島ゲートと夢洲(ゆめしま)をつなぐ国内初の水素燃料電池船の旅客運航事業者に決定したと発表した。運航実務は京阪グループの大阪水上バス(本社:大阪市)に委託する。今回の水素燃料電池船は、2021年に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採択され、開発が進められている。走行時にCO2など環境負荷物質を排出しないほか、におい、騒音、振動の少ない優れた快適性を実現するとしている。

イオンモール JR京橋駅前に屋台・イベント広場の暫定施設オープン

イオンモール(本社:千葉市)は7月20日、JR京橋駅(所在地:大阪市)に隣接した「イオン京橋店(2019年9月営業終了)」跡地に、再開発までの暫定施設として「FULALI KYOBASHI(フラリ京橋)」をオープンした。9店舗の屋台の飲食ゾーンや、音楽イベントやスポーツのパブリックビューイングなどの実施を予定するイベント広場などを設置した。敷地面積は約1万5,000㎡。

日産自「アリア」と将来EVに北米充電規格を導入, テスラと合意

日産自動車(本社:横浜市西区)は7月19日、北米市場で幅広い電気自動車(EV)の充電方法を提供するため、2025年から北米充電規格(NACS)を採用することでテスラ社と合意したと発表した。日産は2024年以降に販売される「アリア」にNACS充電アダプターを提供する。また、2025年以降、米国およびカナダ市場向けに生産される日産のEVにNACS用充電ポートの搭載を開始する。
これにより、テスラの急速充電ネットワーク、スーパーチャージャーでの充電がより簡単で便利なものとなり、」日産のEVユーザーが利用可能な公共の急速充電スポットは大幅に増加する。

岩谷産業, トーヨーカネツ 液化水素の大型タンク共同開発へ

岩谷産業とトーヨーカネツは7月19日、液化水素を貯蔵する円筒形の大型タンクの共同開発案件が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採択されたと発表した。国内で実用化されている球体タンクの約20倍にあたる、容量5万㎥のタンクの開発を目指す。予定事業期間は2023〜2027年度。水素貯蔵に強い岩谷産業と液化天然ガス(LNG)向け大型タンクなどで実績のあるトーヨーカネツがノウハウを持ち寄る。最終的に内部の直径が40m、高さ60m程度の円筒型のタンクの開発を目指す。

SkyDrive 米サウスカロライナ州で空飛ぶクルマ事業を本格始動

「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」を開発するSkyDrive(本社:愛知県豊田市)は7月20日、米サウスカロライナ州で空飛ぶクルマ(eVTOL)の運航実現に向けて、州内の主要空港、運航会社等とプレスイベントの開催およびチャーター機運航会社、オースティンアビエーションと5機のプレオーダーで合意し、本格始動したと発表した。
今後、SkyDriveは様々なパートナー企業と協力、連携しながらサウスカロライナ州の主要空港を起点とした商用機「SKYDRIVE」の実用的なユースケースを創出、商業運航を目指す。

日本・インド 半導体供給網確立へ協力覚書 政策対話立ち上げ

インド訪問中の西村康稔経済産業相は7月20日、インドのバイシュナウ電子・情報技術相と会談し、同国政府と半導体の供給網確立に向けて、協力覚書を締結したことを明らかにした。両国は「日印半導体サプライチェーンパートナーシップ」と題し、インド側が求めている半導体製造装置や素材などについて政策対話を立ち上げる。インド国内に半導体製造拠点を設けることを視野に入れ、協力を進める方針。また、人材が豊富で市場も大きなインドと協力関係を深めていく。

日立 EVからビルに給電するシステムを外販 非常時にEVを有効活用

日立製作所は7月20日、子会社の日立ビルシステムが地震などによる停電時に、電気自動車(EV)からエレベーターに給電するシステムの販売を同日から開始すると発表した。非常時にEVを有効活用し、高層ビルやマンションのほか病院や公共施設などの災害対応能力を高める。
同システム機器の販売価格は650万円で、設置費用は別途必要。EVに接続して、直流電力をビル設備で使用できる交流に変換する機器と、エレベーターの制御盤と信号をやり取りする機器で構成し、既設のエレベーターでも導入できる。