村田製作所(本社:京都府長岡京市)、チェスト(本社:東京都文京区)、アイ・エム・アイ(本社:埼玉県越谷市、以下、IMI)の3社は5月15日、睡眠時無呼吸症候群の患者に向けたCRAP療法(持続陽圧呼吸療法)に関して協業を開始すると発表した。同療法は機械で圧をかけた空気を送り込んで気道を広げる治療法で、無呼吸・低呼吸状態を改善する。3社はCRAP療法で医療現場の要求に応え、睡眠時無呼吸症候群の患者が自宅でも外出先でも心地よい睡眠が取れるよう、国内のCRAP療法の発展に貢献していく。
JA全農,クボタ,BASFジャパン 営農支援システム連携の実証実験
全国農業協同組合連合会(所在地:東京都千代田区、以下、JA全農)、クボタ(本社:大阪市浪速区)、BASFジャパン(本社:東京都中央区)は5月15日、JA全農とBASFが国内で開発・推進する栽培管理システム「xarvio(R)FIELD MANAGER(以下、ザルビオ(R)フィールドマネージャー)」と、クボタが開発・推進する営農・サービス支援システム「KSAS(クボタスマートアグリシステム)」のシステム連携の実証実験を開始したと発表した。
この実証実験は、人工衛星センシング画像からザルビオ(R)フィールドマネージャーが作成した可変施肥マップのデータをKSAS経由で取り込んだクボタ製田植機で施肥作業を行い、システム機能や操作性を確認する。担い手の減少、高齢化の進行等による労働力不足が課題となっている中、スマート農業の導入による生産性向上を探る一環。
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ゲオHD 台湾にセカンドストリート5/19に20店舗目オープン
ゲオホールディングス(本社:名古屋市中区)は5月15日、子会社、台湾現地法人2nd STREET TAIWAN CO.,LTD.(セカンドストリート台湾、本社:台湾・台北市)が、『2nd STREET 環球桃園(カンキュウトウエン)A8(エーハチ)店』を、桃園市に5月19日よりオープンすると発表した。これにより台湾では20店舗の出店達成となる。
今回の新店舗はショッピングモール「Global Mall 桃園A8」の地下1階にオープンする。総坪数は171坪、取扱商品は衣料品、バッグ・靴・アクセサリーなど合計約1万点。営業時間は11時〜22時。
現在セカンドストリートは日本国内に約800店舗、海外では米国、マレーシア、台湾の3カ国・地域に展開している。海外店舗は米国で25店舗、マレーシアで12店舗、そして台湾で20店舗となっている。
訪日客の昨年度消費税免税分21億円未徴収判明 ”転売”狙いか
財務省によると、税関当局が昨年度、免税品を購入した訪日客366人に、免税要件を満たしていないとして消費税計22億円の徴収決定したのに対し、実際に納税されたのは213人、約7,000万円にとどまり、約21億円が徴収できていないことが分かった。背景に転売で”利ざや”を稼ぐ業者の存在があるとみられる。制度見直しを含めた議論の必要性を指摘する声が挙がっている。
消費税は国内で消費される商品やサービスにかかるため、訪日客ら商品を国外に持ち出す場合、免税購入が可能だ。ただ、買った商品の転売は認められておらず、出国時に持っていないことが判明すれば税関で消費税を徴収される。税関手続きの電子化によって2020年度から、購入者のパスポート情報や購入記録が免税店から国税庁に電子送信され、税関当局に共有されるようになったことで、不正が迅速に判明することになった。
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タイ総選挙 2野党で過半数占める 焦点は連立交渉に 政権交代は?
タイで5月14日実施された総選挙(下院、定数500)の結果、民主化を訴える野党2党が合わせて292議席を獲得し、過半数を占めた。
選挙管理委員会の開票率99%時点の暫定集計によると、民主派野党「前進党」が小選挙区と比例代表合わせて151議席を獲得、タクシン首相派の野党「タイ貢献党」も141議席を獲得した。これに対し、連立与党の中核を占める親軍派「国民国家の力」やプラユット首相を支持する「タイ団結国家建設党」は劣勢に立った。
これにより、各党による多数派工作は前進党と貢献党を軸に展開される見通し。ただ、首相指名選挙は下院代表500人と軍政下で国軍が任命した上院議員250人の合同で実施される。このため野党による政権交代は実現できるかは不透明だ。2014年の軍事クーデター、2019年の民政移管後も国軍の影響下にある親軍勢力が政権が円満に移譲に応じるのか読みきれない。